medicarelabsは1月29日、韓国ファッションのECサイト「nugu」において、日本の物流倉庫に確保していた商品を発送するシステム「特急発送」の提供を開始した。韓国本社の倉庫からの直接発送において、日本への配送に時間がかかるという課題に対応する。
medicarelabsの運営する「nugu」は、日本のZ世代をターゲットに「一番トレンディーな商品とブランドを集めた」韓国ファッションのEコマースプラットフォーム。インフルエンサーマーケティングをベースに、ファッションとコスメ、ライフなどさまざまなカテゴリーの商品を販売し、事業を拡大している。
従来、「nugu」の商品は、韓国本社の倉庫から直接発送しているが、このほど対象の1部商品において、「nugu」が日本の物流倉庫に確保していた商品を発送する最速配送サービス「特急発送」の提供を開始した。対象の商品には「特急配送アイコン」が表示され、23時59分までの注文を翌日発送し、早ければ翌々日には顧客の手元に届く。
「特急発送」対象商品は、季節とトレンドを反映して構成しており、最新の販売データを考慮し、毎週新しい商品が追加される。これにより日本の消費者は、「特急配送」を利用して、トレンディーな人気商品をリアルタイムで手に入れることが可能となった。
「nugu」では、トレンディな商品をいち早く提供するため、韓国のファッション市場と近いところにある韓国本社の倉庫から直接発送を行っている。これによりトレンドの感度を維持できる半面、海外への配送は顧客の手元に商品が届くのに時間がかかるという課題があった。これを解決するため、最速配送サービス「特急発送」の提供に至ったとしている。
「nugu」は、「特急発送」サービスを2024年度の新しい試みの1つとし、2024年の3月に大阪にオープンするオフライン店舗2号店においても、日本国内に構築した物流システムを最大限活用していく予定としている。「特急発送」の導入により、商品の入庫遅延や品切れも最低限に抑えられるとしており、年間40％以上の配送件数を日本国内のみで処理することを目指す考えを示した。
本取り組みについて、medicarelabs コマース事業総括のハン・サンジン氏は、「『特急発送』の導入によりさらに多くのリピーターを確保し、売上の上昇だけでなく顧客の信頼度も最大限にしていきたい。配送クオリティの継続的な改善と品目の拡大で顧客に寄り添った物流サービスとして発展していくつもりだ」と述べた。
