2023.12.21

ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL」、「Shopify」との連携強化 Web上での顧客接点拡充を支援

スパイラルはこのほど、主力製品であるローコード開発プラットフォーム「SPIRAL」において、グローバルコマースをリードする「Shopify」のコマースプラットフォームとの連携を強化すると発表した。「Shopify」に蓄積される注文履歴や顧客情報を連携し、「SPIRAL」のメール配信や認証機能を活用したWeb上での顧客接点強化を支援する。

スパイラルの提供する「SPIRAL」は、国内最大規模のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.1」と、その後継サービスで、Webサイトや業務アプリケーションの作成ができるローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.2」からなる。

「SPIRAL ver.1」は、官公庁、金融、医療、不動産、教育機関など述べ1万2000社以上(2022年10月末時点)の幅広い業種・業態で利用されており、販売促進やCRMにおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、重要情報資産をクラウド上で安全に管理し、情報活用のためのWebアプリケーションを手軽に開発できる。

一方、「SPIRAL ver.2」は、Webサイトの作成から登録データの運用までをワンストップでできる機能を備える。国際化対応に加え、業務担当者も利用できる管理画面だけでなく、開発会社が必要とするWebアプリケーションやサイト運営に必要なコンポーネントも揃っている。プログラミング知識がなくても、マウス操作で自社専用のWebアプリケーションを手に入れられる。

このほど、「SPIRAL」において、「Shopify」のコマースプラットフォームとの連携強化を図った。「Shopify」で管理している顧客情報や購入履歴を連携することで、「SPIRAL」が得意とする会員管理機能や認証機能を用いたマイページ構築、大量配信やターゲティング配信などのメール配信機能を活用し、Web上での顧客接点強化を支援する。

「SPIRAL」は、さまざまなWebアプリケーションを構築可能な機能パーツやAPIを豊富に備えたローコード開発プラットフォームであり、事業者の業務や要望に合わせた柔軟な開発、および他システム連携における開発工数の削減にも貢献できる。アパレル、エンターテイメント、サービス業界の企業を中心に、既に数社での「Shopify」連携の実績があり、「SPIRAL」内の会員情報をマスタとして、シングルサインオンでECサイトへのログインを可能にする、ECサイトの注文データを連携し、店舗やイベント会場にて物販の受け取りを実施する、ECサイト会員に対して「SPIRAL」から大量メール配信を実施するなどの連携事例を挙げた。

昨今のEC業界では、世界的に急成長しているコマースプラットフォーム「Shopify」でのECサイト構築が増加傾向にあり、国内でも注目が高まっている。そうしたなか、アパレルやエンターテインメント業界をはじめとする「SPIRAL」ユーザにおいても、「Shopify」で構築したECサイト会員向けの情報発信や、会員向けサービスの強化の要望が増加しているとし、こうした課題や要望をもつ事業者に柔軟に対応すべく、「SPIRAL」と「Shopify」の連携強化に至ったとしている。

スパイラルは、2023年6月に実施した組織再編に伴い、開発体制をより一層強化するとともに、10年以上にわたりアパレル業界に特化したEC事業を行ってきた経験と、そこで培ったさまざまなIT技術・運営知識のノウハウを生かした支援により、増加する「Shopify」との連携要望に対応していくとし、今後もクライアント企業の顧客接点DXの強化を実現するための高セキュリティなデータ利活用環境を追求し、業務効率化、開発生産性向上に寄与できる安全・安心な開発プラットフォームの提供と、利用者に寄り添った課題解決型サービスの提供に努めていくとしている。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事