2023.12.17

STUD'S WEB STORE、私服にも使える作業着が人気 機能性とデザイン性で訴求

ラグジュアリーワークウエアを販売する桑和は、通常の作業着と差別化した商品を開発し、ブランドの認知拡大に努めている。機能性を重視しながら、デザインにも力を入れることで、私服としても着用できる作業着を展開している。無料の試着キャンペーンなどを行い、購入を促している。

「STUD’S WEB STORE(スタッズ ウェブストア)」では、作業着を中心に、スニーカーや靴下なども販売している。通常の作業着の概念を取り払い、同社ならではのウエアを販売している。


▲デニムブルゾン

例えば、作業着で使用される素材はほとんど差がないため、どのウエアも価格はあまり変わらない。同社は品質の高い素材を使うことで、耐久性、防水性、ストレッチ性などを備えた商品を開発している。

「良い素材を使用し、機能性に優れた商品を販売している。デザインにもこだわっており、ボタンやファスナーの装飾も他社にないような作業着にしている」(企画主任・後藤大輔氏)と話す。

価格の上限があるとデザイン性や機能性にこだわることができないため、上限を決めずに開発している。作業着は価格が安く、おしゃれに見える商品が少ない点を変えたかったという。


▲防寒ジャケット

着用した時、作業着に見えないようなデザインにすることにこだわっている。

SNSのDMでは、ユーザーから「かっこいいので私服として着用している」「ゴルフやアウトドア用に購入した」などの声が寄せられているという。ファッション感度の高い人が購入する傾向にある。

「最初は無名のブランドだったが、SNSで発信を続け、徐々に知っていただけていると思う。実際に顧客の声を商品開発に反映させている。毎日着ている人の声を取り入れることで、お客さまに満足していただいていると思う」(同)と言う。


▲パンツのポケット

新規顧客へのアプローチとして、「無料試着キャンペーン」を行っている。通常の作業着より高額のため、ちゅうちょする人に向けた施策だ。配送料や返送料は無料のため、自宅で簡単に試着できる。

「現在、若者の取り込みに注力している。新作のモデルに若者を起用するなどし、訴求している」(同)と言う。

ショールームなどを設置し、リアルでの顧客接点を強化し、ECの集客にもつなげたいとしている。






RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事