2023.11.17

FPG、アート事業のANDARTを子会社化 新たな運用資産の提供目指す

FPGは11月15日、アートの共同保有プラットフォーム事業を運営するANDART社の発行済株式の80%を取得し、連結子会社化したと発表した。両者の強みをかけ合わせ、テクノロジーを活用した新たな運用資産の提供を目指す。

企業理念として「金融で未来を拓く」を掲げるFPGは、日本型オペレーティング・リース、国内不動産小口化商品、海外不動産集団投資商品をはじめとしたさまざまな金融商品やサービスを通じて、顧客の課題を解決し、夢の実現に貢献するファイナンシャルパートナー。

このほど、ANDARTの発行済株式の80%を取得し、連結子会社化した。ANDARTは、「テクノロジーで、アートと社会を結び、拓く。」とのビジョンのもと、日本初となるアートの共同保有プラットフォーム「ANDART」、美術品売買のアドバイザリー事業「ANDARTコンシェルジュ」を主力事業として展開している。

FPGは、さらなる成長に向けて、保有するさまざまな金融・不動産等のライセンスを活用した新たな商品・サービスの創出を目指しており、ANDARTを連結子会社として迎え入れ、両者の強みをかけ合わせることで、アートの魅力をより多くの人が体感して楽しめる世界を拓きつつ、テクノロジーを活用した新たな運用資産の提供を目指していくとしている。


▲ANDART 代表取締役CEO 松園詩織氏

ANDART 代表取締役CEO 松園詩織氏は、「ANDARTは、ファイナンシャルパートナーとしてさまざまな金融サービス事業を提供するFPGに参画することとなりました。これまでにない新しいコンセプトで、より多くの人へ“鑑賞だけ”ではない“購入”という選択肢を提供したいという発想から始まり、2019年のサービス開始以来トライアンドエラーをし続けた4年間でした。アートは小難しく、値段も見当もつかず、静かに鑑賞するもの。というようなアート関係者以外の多くの人が持ってしまいがちな固定概念を覆すのは『ジブンゴト化』であり、その最たるものが『買える』という体験だと今でも感じています。そして1歩踏み出すとアートを通して、作品自体が持つ純粋な魅力やストーリーと、長い歴史が創り上げた価値の循環≠極めて金融的なマーケットの存在、一見真逆のベクトルに働くアートの両側面が見えてきたりします。そんな、“価値”を扱う仕事に私自身が熱狂してきました。そして金融のプロフェッショナルであるFPGとのシナジーにより、我々だけでは実現できなかった速度と規模で、引き続きアートの新経済圏の創造に挑戦して参ります」とコメントした。


▲FPG 代表取締役社長 谷村尚永氏

FPG 代表取締役社長 谷村尚永氏は、「ANDARTをFPGに迎えたことを大変嬉しく思っております。FPGは、2001年の設立以来一貫して投資の小口化に取り組み、現在は船舶・コンテナ・航空機・不動産投資における小口化のリーディングカンパニーであると自負しております。今後は、アートにおける小口投資をいち早く実現したANDARTの先見性と、FPGの確固たる実績の融合により、アートの魅力をより多くの方に体感していただけるような、新たな商品・サービスの創出を目指してまいります」と述べた。






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