GMOインターネットグループのGMOメイクショップは11月2日、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」において、AnyReachが提供するeギフトサービス「AnyGift」との連携を開始した。これにより「makeshop byGMO」を利用するEC事業者は、初期費用無料かつ容易にECサイトに「AnyGift」のeギフト機能を追加できる。ギフト需要獲得によるECサイトの売上向上を支援する。
GMOメイクショップの提供するECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」は、相手の住所を知らなくてもLINEやメールで贈れるeギフト機能を自社ECサイトに組み込める「AnyGift」との連携を開始した。
「makeshop byGMO」を利用するEC事業者は、初期費用無料、月額8900円(税抜)~、手数料5%と低価格で「AnyGift」を利用できる。タグを設置するだけで簡単に導入でき、導入後の操作も対象商品のリストを登録するだけと複雑な作業は必要ない。
通常、ギフトを贈る際は相手の住所や電話番号を聞き、相手が自宅にいるタイミングを確認した上で郵送の手続きをする必要がある。一方で、eギフトはLINEなどのSNSやメールでURLを送信するだけで気軽に贈れることから需要が高まっており、eギフト専業の大手5社による売上高は、2013年から2020年の7年間で7.6倍になるなど成長している。
▲「AnyGift」の利用イメージ2022年4月より提供を開始した「AnyGift」は、2023年10月現在、500社以上に導入されている。導入企業からは、新規購入率が導入前の107%に増加、リピート率が導入前の900%と大きく向上したという事例も出ており、多くのEC事業者に評価されている。
一方、GMOメイクショップは、年間流通額3000億円以上、11年連続業界No.1を獲得するECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」を展開。お中元やお歳暮など贈り物文化が根付いた日本では、ECサイトにおいてもギフト対応が売上成長の重要な要素であり、「makeshop byGMO」の利用事業者でもラッピングや熨斗の選択、名入れサービスなどのギフト対応を行うショップが多く、eギフト導入の要望も増えていたという。
こうした状況を受け、今回の「makeshop byGMO」と「AnyGift」との連携に至ったとしている。「AnyGift」のeギフト機能を初期費用無料で簡単に導入可能にすることで、ギフト需要の獲得強化によるEC事業の成長をサポートする。