2023.11.10

ファンケル、キリンのCVCが出資したヘアカラー専門店「fufu」と協働 30代~50代の女性顧客を相互送客

ファンケルはこのほど、キリンホールディングスがCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンドを通じて出資しているFast Beautyとの共同の取り組みを開始した。11月1日~11月15日の期間、Fast Beauty社が展開するヘアカラー専門店「fufu」と、同一商業施設内に店舗を構える「ファンケル 東武百貨店 船橋店」において、両社の主な顧客層である30~50代の女性顧客に向けて相互送客を行いながら、新たな価値を提案する。

ファンケルは、11月1日~11月15日の期間、グレイカラーを中心とするヘアカラー専門店「fufu」を全国で126店舗展開(全店直営)するスタートアップ企業で、キリンホールディングスがCVCファンドを通じて出資しているFast Beauty社と協業する。



両社の主な顧客層である30~50代の女性に向けて、新たな価値提案を行うことを目的に、相互送客を中心とした取り組みを行うとし、「東武百貨店 船橋店」内に構える両社の店舗において、それぞれクーポンの発行などを実施し、双方のサービスを提案する。

Fast Beautyは、ヘアカラーに特化することで、プロによるクオリティの高い施術を短時間、かつリーズナブルな価格で提供している。主な客層は、買い物の合間や仕事帰りなどの日常生活の中で、高品質なヘアカラーのニーズを持つ30~50代となっている。

ファンケルでは、「ファンケル東武百貨店 船橋店」を訪れた「fufu」の顧客に対し、、「AIパーソナル肌分析」「血管年齢測定」「糖化測定」などのカウンセリングサービス体験機会を提供するとともに、それに合わせた製品の提案を行う。

Fast Beautyが自社の顧客約850人に対して実施したアンケート調査によると、美容だけでなく、健康に関連する悩みも抱えている人が多く、美容に対する考え方は内面の健康と強く紐づいていることがわかった。

この調査結果から、CVC出資元であるキリンを介してファンケルとの取り組みを検討。両社の主な顧客層が共通していること、商業施設など共通の施設に入居していることなどから、今回の協業に至ったとしている。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事