2023.11.01

【国内初】アスクル、1トンクラスEVトラック「folofly F1 VAN」導入 「2030年CO2ゼロチャレンジ」を加速

1トンクラスEVトラック「folofly F1 VAN」

アスクルはこのほど、自社物流センター「ASKUL東京DC」において、フォロフライ社の国内初の1トンクラスEVトラック「folofly F1 VAN」を導入し、ラストワンマイル配送への運用を開始した。2016年に掲げた「2030年CO2ゼロチャレンジ」の達成に向け、さらなるCO2削減に向けた取り組みを推進する。

アスクルは、2016年にCO2排出量をゼロにする「2030年CO2ゼロチャレンジ」への取り組みを宣言。2017年には「EV100」に加盟し、顧客に荷物を配送するラストワンマイルにおいて使用する配送車両を2030年までにすべて電気自動車にすることを目標に掲げている。

2016年に初となる電気自動車を12台導入し、都内で主に個人向けサービスのラストワンマイルへの使用を開始した。2020年1月には追加で2台導入し、主に家具等の大型の荷物の配送やデポまでの輸送に使用しているほか、2021年5月には追加で7台導入。現在合計で21台の電気自動車を活用している。

さらに2022年には、電気自動車の最適稼働マネジメントの実証実験を実施。車両の使い勝手の検証に加え、配送現場での効率的な車両の運行管理、および最適な充電管理とエネルギー利用量最適化の効果を確認し、実証実験で得られた知見を今後の電動車の開発・改良、導入・運用時の課題解決に活かしている。

このほど、新たにフォロフライ社の国内初の1トンクラスEVトラック「folofly F1 VAN」を「ASKUL東京DC」に導入し、配送への使用を開始した。「folofly F1 VAN」は、普通免許での運転を可能とした、国内初の1トンクラスEVトラック。最大積載量950Kgと1度に多くの荷物を積むことができるほか、航続距離300kmを誇り、電気自動車の課題である充電の手間を軽減できるというメリットもある。

アスクルは、「folofly F1 VAN」の導入により、CO2排出量の削減とより効率的な配送の両立を目指すとし、まずは1台からスタートし、積極的な導入に向けた検討を進める考えを示した。

企業による一層のCO2排出量削減への取り組みが求められているなか、アスクルは2025年までに順次各メーカーの電気自動車をテスト導入し、本格導入に向けた検討を推進するとし、電気自動車導入のノウハウを蓄積することで、国内の電気自動車普及に貢献していきたいとしている。

今後もエコプラットフォームの実現に向けて、「2030年CO2ゼロチャレンジ」の取り組みを着実に邁進していく考えを示した。




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