2023.11.01

デジタルガレージ、B2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」をアップデート インボイス制度へ対応

デジタルガレージはこのほど、バックオフィスが抱える業務の生産性を向上させ、実質的な支払い期日を繰延するB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」において、10月1日施行の「インボイス制度」への対応と、「審査自動化機能」をはじめとする複数機能のアップデートを実施した。さらなるユーザビリティの向上を通じて、中小事業者のバックオフィス業務のDX化の促進と資金繰りを支援する。

デジタルガレージの提供する「DGFT請求書カード払い」は、銀行振込の請求書をカードでの支払いに切り替えることで、支払い期日を繰延できるB2B向け決済サービス。取引先(請求書の発行元)がカード決済に対応していない場合でも利用できる。

クレジットカードを利用した場合、支払い期日を約60日程度繰延(月末支払い期限の請求書の場合)することが可能でき、季節要因による定期的な資金不足や突発的な資金調達など、法人・個人を問わず中小事業者の資金繰りをサポートする。利用申請(取引先/請求書の登録など)は、「お客様専用ページ」上から行うことができ、申請後の進捗状況、過去の利用状況、振込状況なども一覧で確認できるという特徴も備える。

このほど、アップデートを実施し、10月1日施行の「インボイス制度」への対応と、「審査自動化機能」をはじめとする複数機能をアップデートした。これにより「インボイス制度」(適格請求書等保存方式)に対応した領収書、明細書の出力が可能となった。さらに「DGFT請求書カード払い」の申し込み審査業務を自動化により、ユーザ登録後の即時利用開始、最短5分での支払申請完了を実現した。

国内市場では、キャッシュレス決済の普及が進み、利用が増加している。一方で、クレジットカード情報の不正利用被害が増加し、2022年には過去最高額の430億円に達している。国際的には、金融犯罪対策が重要視され、各国が連携して取り組んでおり、日本も金融犯罪に対する法令やガイドラインを整備して対策を強化している。B2B決済領域においても、金融犯罪対策として申し込み時の審査や不正検知による顧客管理が重要だが、コンプライアンスチェックにおいては、スピード、精度、コストの面で改善の余地が大きいという課題がある。

これらの課題を解決するためデジタルガレージは、高い品質の審査基準を担保しながらスピード感ある提供を実現すべく、今回のアップデートにおいて「DGFT請求書カード払い」の申し込み審査業務自動化に至ったとしている。




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