2020.06.05

アライドアーキテクツ、中国越境プロモーション支援の名称を刷新 日本最大級の在日中国女性コミュニティと統一、連携強化

アライドアーキテクツは5月29日、在日中国人と直接的につながり、実際の体験に基づいた商品・サービスの「簡体字口コミ」を短期間で収集・活用できる越境プロモーション支援サービス「チャイナタッチ」のサービス名称を「BoJapan」に変更したと発表した。日本最大級の在日中国人コミュニティ「BoJapan」との連携強化、サービス拡充を目指した名称の統一により、より多彩な中国向けマーケティング支援サービスの提供が可能になったとしている。

2018年9月に提供を開始した越境プロモーション支援サービス「チャイナタッチ」は、在日中国人コミュニティ「BoJapan」と連携し、企業の商品サンプリングや体験会を通して熱量の高い口コミを生み出しながら、「BoJapan」のメンバーをKOC(Key Opinion Consumer/自分たちが実際に体験した信頼性の高い情報を発信することで、影響力を有する消費者)へと成長させるさまざまな取り組みを続けてきた。

昨今の中国市場では、WeiboのようなSNSや天猫、京東などの巨大ECプラットフォームといった大量の情報が行き交う領域ではなく、自社媒体、WeChatの企業アカウントやグループといった独自の場所やコミュニティなどのプライベートな領域で交わされる情報を重視する流れができており、各社が力を入れているという。そのため従来の広告コンテンツを配信し、大量のユーザーを獲得する方法から、企業やブランドのファンを育成し、コアなファンを生み出す仕掛けやKOCと連携したマーケティングが必要になっているとしている。こうした中国市場の流れを受け、口コミを生み出す「チャイナタッチ」において、コミュニティとの連携やコミュニティメンバーの育成強化により、日本企業や商品、ブランドの「ファンを生み出す」ことへの貢献を重視し、サービス名称とコミュニティ名称の統一に至ったとしている。

越境プロモーション支援サービス「BoJapan」は、約2200人の在日中国人女性を抱える「BoJapan」のコミュニティを起点に、商品のサンプリングやイベント開催を通じた在日中国人の「SNS口コミ」や「生の声」の拡散・収集・活用が可能なサービスとなる。日本ブランドや商品をよく理解し、中国人の感性を持つ「在日中国人」の中でも、発信意欲が高い女性が多いコミュニティとの強固な連携により、中国全土へ効果的に情報を発信することができるとしている。



一方で、日本企業が中国市場に関する最新情報を調査する際に課題となっている、言語やネット規制等の壁によって情報収集が難しいという問題は、「BoJapan」の強化だけでは解決できない課題であるとしている。そのためアライドアーキテクツでは、中国向けマーケティング支援強化の一環として、中国市場動向やマーケティング手法、日本企業・中国企業の事例等、越境ECやインバウンドを取り巻く中国マーケティングに関する最新情報を「コンテンツ」「コミュニティ」「動画」といったさまざまな形式で発信。中国向けマーケティング支援を行なう企業として、中国展開を検討・実施する広告主に対し、中国向けマーケティングへの理解促進や価値の提供を目指すとしている。

さらに今回の「BoJapan」サービスの拡充に伴い、中国展開を検討中、実施中の企業に向けた無料のオンラインセミナーを6月10日に開催する。中国マーケティング最新トレンドやそのトレンドを受けた中での中国企業の画期的な取り組み、注目のKOCを活用したマーケティング手法を提供する「BoJapan」から、越境ECやインバウンドにおける日本企業のKOC活用事例まで、最新の中国市場トレンドを解説しながら、これからの中国向けマーケティングにおける効果的な施策事例について紹介するという。


【オンラインセミナー概要】
名称:中国マーケティングは私域流量 / KOCを取り入れる新たな時代へ!在日中国人口コミ(KOC)の重要性と活用事例
日時:2020年6月10日 16時00分~17時30分 (開場:15時40分)
会場:オンラインセミナー(ライブ配信)Zoom使用
定員:100名(応募者多数の場合は抽選)
参加費:無料

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