2023.09.01

「makeshop」、アプリストア公開 手軽に機能拡張、2025年中に100個のアプリ提供へ

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは8月31日、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」において、機能拡張に対応するアプリストア「makeshop apps」を公開した。2025年末までに100個のアプリ提供を目指し、開発パートナー向けサイト「makeshop apps developers」の一般公開も開始した。

GMOメイクショップの提供する「makeshop byGMO」は、スタートアップから大規模ECまで、あらゆるビジネスのEC化をサポートするECサイト構築SaaS。このほど、「makeshop byGMO」機能を拡張するアプリやサービスを展開するアプリストア「makeshop apps」を公開した。


▲アプリストア「makeshop apps」のイメージ

EC市場は毎年右肩上がりに成長を続けており、2021年の物販系分野のBtoC-EC市場規模は13兆2865億円と、前年比8.61%の増加となった。市場の拡大に伴い、ECサイトの機能に関するニーズも多様化している。GMOメイクショップが提供する「makeshop byGMO」は、利用ショップのEC事業成長をサポートする豊富な基本機能に加え、オプション機能の提供、外部ツールとのAPI連携などにより拡張機能の提供を進めてきた。

しかし、総合ECカートとしてアパレルや食品をはじめとした幅広いジャンルに加え、BtoB販売や定期販売などのさまざまな販売形式にも対応していることから、利用者から寄せられるご要望も多岐に渡る。

こうした状況を受け、その要望により柔軟かつスピーディーに対応するには、これまで以上に外部の技術と連携を強めることが重要であると考え、2020年より始動した「makeshop byGMO」のリニューアル計画「次世代EC開発プロジェクトの一環として、アプリプラットフォーム構想を始動。2023年3月には、開発者向け情報を提供する「makeshop apps developers」を限定公開し、アプリ開発パートナーの募集を進めてきた。

そしてこのほど、8月31日に「makeshop apps」を公開し、第1弾のアプリ「LEEEP」のリリースに至ったとしている。さらに「makeshop apps」では、アプリに加えて連携可能なパートナー企業のサービスも展開し、申し込み導線を設置した。提供形式に関わらず必要な機能を選びやすく、導入しやすい環境を整備することで、「makeshop byGMO」の拡張性を更に高めていくとしている。

アプリ開発を促進するため、「makeshop apps」の提供開始と同日に、アプリ開発パートナー向けにAPI情報や開発ガイドを提供するサイト「makeshop apps developers」の一般公開も開始。アプリ開発パートナーとともに、2025年末までに100個のアプリ提供を目指し、店舗が抱えるさまざまな課題を解決できるよう努めていく考えを示した。



本アプリプラットフォーム構想により、「makeshop byGMO」利用事業者向けには、「makeshop byGMO」の機能を拡張するアプリやサービスを展開するストアと、アプリ管理機能を提供する。

一方、開発パートナー向けには、アプリプラットフォームを通して、「makeshop byGMO」の情報を取得、更新、操作するための新たなAPI、
新APIとアプリ管理機能を提供し、アプリ開発時のテストを行う環境、APIリファレンスやアプリ開発のガイド情報を公開するサイトを提供する。

GMOメイクショップは、「makeshop apps」を利用することで、EC事業者が抱えているサイト運営の課題や実現したい販売方法に応じた、より最適なツールを探せるる環境を提供する。また、アプリやサービスを提供するパートナー企業にとっても、自社ツールの販路拡大と認知向上につなげられるよう、パートナーとともにアプリ・サービスの訴求に取り組んでいくとしている。

今後は、「makeshop byGMO」の拡張性を高めるため、2025年末までにアプリの提供数100個を目標として、一般公開した「makeshop apps developers」においてAPI情報や開発ガイドを広く発信していく。APIや技術サポートの拡充を進めることでパートナー募集を強化し、オープンプラットフォーム化をさらに加速させていく考えを示した。




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