イオンは6月1日、欧州ナンバーワンのスポーツECプラットフォームを展開するSIGNA Sports United GmbHと共に2020年1月に設立した共同出資会社イオン・シグナ・スポーツ・ユナイテッドにおいて、スポーツECサービス事業を開始した。SIGNA Sports United GmbHの持つノウハウを生かし、専門性の高い商品やサービスの提供を図る。
6月1日より運営を開始したECサイト「Outfitter(アウトフィッター)」は、日本初のスポンサードカスタムユニフォームサービス。ユニフォームに企業ロゴを入れることで、入れる箇所や個数に応じて最大50%ものディスカウントが受けられるという。スポンサー企業のロゴを印字したオリジナルユニフォームは、オンラインで簡単に作成・購入できる。イオンはこの取り組みを通じ、コミュニティスポーツと企業のつながりを創出し、地域の活性化と顧客の健康増進に取り組むとしている。
カスタムユニフォームのECサイト「Outfitter」さらに7月上旬には、テニスファン向け専用アプリ「Tennis-Point(テニスポイント)」による情報の配信。7月下旬には、約8000品目を揃えるというスポーツバイクのECサイト「Probikeshop(プロバイクショップ)」の開設を予定している。
テニスファン向け専用アプリ「Tennis-Point」スポーツバイクのECサイト「Probikeshop」SIGNA Sports United GmbHは、世界17カ国で約80のネットショップを運営し、自転車やテニス、アウトドア用品などを取り扱う欧州ナンバーワンのスポーツECプラットフォームを展開している。自動化された物流システムや、独自AIを活用した最適な価格設定のノウハウ、パーソナルカスタマイズなど、高い顧客提案力と専門コンテンツが支持を受け、急成長を遂げているという。
健康志向の高まりをうけて、日本のスポーツ市場は拡大傾向にある。イオンは新会社の設立により、SIGNA Sports United GmbHの持つスポーツECプラットフォームの構築・運営ノウハウと高い顧客提案力を最大限に生かし、高い専門性を求める顧客のニーズに応える商品やサービスを提供するとしている。加えて地域におけるスポーツ振興やコミュニティーの創出、顧客の健康増進に寄与する考えを示した。
イオンは今後も、グループ戦略のひとつである「デジタルシフト」を加速し、国内外を問わず、さまざまな協業先とともに協働することで、グローバル水準のデジタルインフラの構築に取り組むとしている。
「Outfitter」