2023.08.21

ZOZO NEXT、デジタルファッションブランド「REVINAL」立ち上げ デジタルで着用できる「DRESSX」を販売

ZOZO NEXTはこのほど、デジタルファッションブランド「REVINAL」を立ち上げ、米ロサンゼルスを拠点とするデジタルファッションプラットフォーム「DRESSX(ドレス・エックス)」において、オンラインで着用できるデジタルファッションアイテム10点の販売を開始した。同社がデジタルファッションアイテムを販売するのは初の試みとなる。デジタルファッションアイテムのニーズや可能性を探り、より多くの人がファッションを楽しめる世界の創造を目指す。

ZOZO NEXTは、ファッション領域におけるユーザーの課題を想像し、テクノロジーの力で解決することで、より多くの人がファッションを楽しめる世界の創造を目指しており、ファッションを数値化し、科学的に解明するための研究機関「ZOZO研究所」や、ファッションの未来に影響を与える6領域のテーマでZOZOグループの新規事業の創出を目的とする「MATRIX」などでR&Dを行っている。

このほど、デジタルファッションブランド「REVINAL」を立ち上げた。ブランド名の「REVINAL」は、「REAL(現実)」「VIRTUAL(仮想)」「LIMINAL(境界)」「REVIVAL(再生)」といったワードを由来としており、新しい価値観と伝統が共存する。現実空間におけるファッションの制約から逸脱し、バーチャルとリアルを交差・融合させながら、すべての人が自由にファッションを楽しみ、自己表現できる新たな未来を創造したいという想いが込められている。

8月17日には、米ロサンゼルスを拠点とするデジタルファッションプラットフォーム「DRESSX」において、オンラインで着用できるデジタルファッションアイテム10点の販売を開始した。

「DRESSX」は、ユーザーが着用したいデジタルファッションアイテムを選択・購入し、着用させたい自身の写真を送付後24時間以内に、購入したアイテムを着用した自身の写真を入手できるプラットフォームだ。

近年、3Dテクノロジーの進化にともない、物理的な制約にとらわれず自由に楽しめるデジタルファッションの注目度が高まっている。市場規模も急拡大が予想されており、デジタルファッションアイテムの生産は実際の衣服と比較してCO2の排出量が97%少ないと言われていることから、サステナビリティの観点からも注目を集めている。

こうしたなか、自社の3D・AIを活用したバーチャルファッションプロジェクト「Project Drip」で制作したデジタルファッションアイテムに多くの購入希望が寄せられたことから、デジタルファッションブランド「REVINAL」を立ち上げ、「DRESSX」での販売に至ったとしている。

販売アイテムは、「Neo Suit」(60USドル)、「Breeze」(40USドル)などの衣類8点と、「Bubblesole Sneaker」(30USドル)などシューズ2点の計10点。











「REVINAL」のアイテムは、テクスチャー(質感)の表現力の豊かさのほか、既存の洋服の概念にとらわれないデザインのユニークさ、仮想性の特性を活かした高品質な素材などで、デジタルならではの自由度の高さを活かしつつも、「サイジング・カッティング・カラーリング」のバランスを取り、実際に現実世界で制作しても着用可能なデザインで写真と組み合わせても違和感の少ないように仕上げている。

今回の販売を通してデジタルファッションアイテムのニーズや可能性を探り、より多くの人がファッションを楽しめる世界の創造を目指す考えを示した。




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