北海道電力は8月1日、道産品を取りそろえたECサイト「きらめくストア」をオープンした。これまでは会員制ウェブサイトで商品を紹介していたが、道産品を専門とするECサイトを開設し、北海道の地場産業の発展につなげていく。
北海道電力はこれまで、会員制サイト「ほくでんエネモール」で道産品を紹介してきた。「紹介されていた店に行かずに、商品を購入したい」というユーザーからの声を受け、新サイトを立ち上げた。
ECサイトは、「事業者の商品への思いやこだわり、当社社員の商品体験などの情報をもっとお届けし、お客さまの暮らしをより豊かに輝くものにしたい」(総務部総務企画グループ)という理念に基づく。北海道の事業者とユーザーをつなぐことがECサイトの目的としている。
サイトで取りそろえる商品は、「ほくでんエネモール」内の情報コンテンツ「ほっかいどうYOROSUGURI編集室」で紹介されたものが中心。ECサイトの商品ページにも紹介文を掲載している。
例えば、ミルクデザインが販売する「グラスフェッドミルク」では、「ほくでん編集室」の担当者が事業者へ取材した内容に基づき、商品の特徴や生産者のこだわりを詳細に説明している。
読み物として紹介した商品を、同社が販売することで、読者の反響をそのまま伝えていくのが狙いだ。
商品検索では、「道央」「道南」など道内の地域ごとにカテゴリー分けしている。地域ごとの産品を生かした商品を展開するECサイトとして検索性を高めた。
「きらめくストア」は、「ほくでんエネモール」に会員登録したユーザーであれば、だれでも使用できる。
今後、取り扱う商品を拡充していく予定で、「安心・安全、地産地消、良質素材、希少性をテーマに、商品ラインアップを順次拡充する」(同)と言う。