2023.07.20

イオンネクスト、オンラインマーケット「グリーンビーンズ」本格稼働 生鮮、雑貨、医薬品をEC展開

テープカットの様子

イオンネクストは7月10日、最先端のAI、ロボティクス機能を導入した日本初の顧客フルフィルメントセンター(CFC)を物流拠点にしたオンラインマーケット事業「Green Beans(グリーンビーンズ)」を本格稼働した。7月10日に千葉市内で記者発表会を行い、CFCを報道陣に公開した。

まずは、東京都新宿区、渋谷区、千代田区、中央区、大田区、千葉県千葉市、船橋市、習志野市で開始し、今後1年で東京23区全域へ配送を拡大する。

新サービス「グリーンビーンズ」は、都心部に住む若いファミリー層をターゲットに、まとめ買いの利用を取り込む。過去の購入履歴からAIが購入しそうな商品をレコメンドし、自動でカートに入れる「スマートカート」を実装した。レシピ機能も充実させ、必要な食材を購入できるようにする。

注文はスマホアプリで受け付け、配送時間は無休で7時から午後11時まで1時間単位に設定できる。2週間先まで指定できるほか、配送直前に配送予測時間をメールで通知して利便性を高める。

約2000品目の冷凍食品やミールキット、海外のビーガン向け食品、医薬品、ベビー用品など、初年度で店頭の2倍となる最大5万品目の品ぞろえを目指す。1週間の鮮度保証された生鮮野菜「1週間鮮度保証(鮮度+)」も販売していく。


▲最大5万品目の品ぞろえを目指す

報道陣に公開した物流倉庫は、英国・オカド社のノウハウを生かし、車輪付きのロボットが縦横無尽に移動。レールの下にある商品が入ったカゴを選び、約6分間で商品50個を集める。2階にいるスタッフがAIで制御された画面を見ながら、商品をピックアップして配送トラックに詰め込む流れとなっている。


▲ピックアップの様子

配送については、子会社であるイオンネクストデリバリーが直接雇用するグリーンビーンズ専任スタッフが担う。効率的な配送ルートについて、道路の状況、ドライバーの休憩時間、1件ごとの顧客の注文サイズや温度帯など、AIが1秒間で1400万通りを計算し、最適ルートに導く。スタッフが携帯する端末で、配達する商品が的確に分かるようにトラックの内装も工夫を施した。


▲配送トラックは冷蔵・冷凍対応

2026年に東京・八王子市に50店舗分、2028年にはさいたま市に倉庫を稼働させ、将来的に合計200店舗分の出荷が可能になる。


▲物流倉庫の外観

イオンの吉田昭夫社長は、「イオンのデジタルシフトの象徴的な取り組みだ。オカド社の技術を活用し、店舗と同様にお客さま満足を追求していきたい」と話した。

オカド社のティム・スタイナーCEOは、「イオンは新しい顧客との絆を深めようとしている。今回のサービスは全く新しい変革をもたらす新しいECサイトとなる」と述べた。


▲オカド社のティム・スタイナーCEO

イオンネクストのバラット・ルパーニ社長は「当社のミッションは買い物体験を変えること。日々の生活を変え、社会に貢献できるサービスを提供していく」と説明。1週間鮮度保証「鮮度+(せんどぷらす)」については、「オンラインだからこそ新鮮であることを訴求したい」と強調した。


▲イオンネクストのバラット・ルパーニ社長

記者発表会には千葉県の熊谷俊人知事、千葉市の神谷俊一市長らも出席した。





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