2023.07.04

クラウドPOSシステム「ReCORE」、リアル店舗とShopifyのECサイトの会員情報・ポイント連携機能を追加

小売・リユース業専門クラウドPOSシステム「ReCORE」を提供するNOVASTOは6月30日、ECプラットフォーム「Shopify」のアプリストアにおいて、「ReCORE会員ポイントアプリ」をリリースした。これにより「ReCORE」に「Shopify会員ポイント連携機能」を追加でき、複数リアル店舗と「Shopify」ECサイトでの会員情報とポイントの同期が可能になる。「ReCORE」を利用する事業者のオムニチャネル化を支援する。

NOVASTOの運営する「ReCORE」は、「ネットとお店を1つに。」をコンセプトに、リアルの店舗と「Shopify」のECサイトおよび、その他主要ECモールと連動し、オムニチャネル化を容易に実現できる次世代型のクラウドPOSシステム。店舗販売、買取(下取り)、在庫管理、EC販売、会計処理、商品マスタ管理、顧客管理、KPI管理、LINEミニアプリ会員証等の機能を備え、次世代の小売業に必要なさまざまな機能を備える。「Shopify」と会員情報と在庫情報を同期し、オムニチャネル・OMOを簡単に実現することもできる。



このほど新たに、複数リアル店舗と「Shopify」のECサイトで、会員情報とポイントを同期できる「Shopify会員ポイント連携機能」を追加し、「Shopify」アプリストアにおいて「ReCORE会員ポイントアプリ」の提供を開始した。



これにより事業者は、店舗で貯めたポイントを「Shopify」で作った自社ECサイトで1ポイント単位で利用可能にする。店舗と共通のポイント付与ルールに基づいて、自社ECサイトでの購入金額に合わせてポイントを付与する。店舗と自社ECサイトで共通化されたポイントの利用履歴をLINEミニアプリで確認可能にするといった接客・施策が可能になる。

導入事例として紹介した工具専門のリユースショップ「アクトツール」を展開するアクトは、関東を中心に15店舗の工具専門店を運営。長年自社ECサイトを運営していたが、10万人以上という店舗会員の情報は連携していなかったという。今回、「ReCORE会員ポイントアプリ」の導入により、売っても買っても貯まる「アクトツール」のポイントの自社ECでの利用を可能にし、ユーザーの利便性は大きく向上した。



オムニチャネル化やOMOを実現するためのサービスはさまざま提供されているが、機能ごとに異なるサービスを利用する場合、カスタマーサポートはそれぞれのサービスのみの対応となる。そのため従来、オムニチャネル化を実現するには、複数のサービスを横断的に理解し、支援できる開発・製作ベンダーに依存している状況あった。

こうした状況を受け「ReCORE」では、オムニチャネル化に必要な機能を一括で提供。小売・リユース業を経験してきたコンサルチームが並走し、クライアントのカスタマーサクセスを支援している。

今回、店舗と自社ECサイト間で発生する顧客情報の分断を解消し、顧客データを「ReCORE」に一元化することで、より高い顧客体験の提供や顧客との深い関係構築の実現に貢献できると考え、本機能のリリースに至ったとしている。

NOVASTOは今後も、「いい循環から最適なコマース体験を。」のミッションを実現すべく、事業者やユーザーの視点に立った積極的な機能アップデートを通じて、より多くの小売事業者が便利なコマース体験を提供できるよう努めていくとしている。




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