2023.06.28

機能性表示食品を販売する「メンサポストア」が「アドエール」導入 広告費分割払いで、攻めの機会を逃さず成長に貢献

ZERO PLUS 通販事業部 岩崎亮氏

ZERO PLUS(ゼロプラス)は2022年5月、尿酸値と脂肪に働きかける国内初の機能性表示食品「WBUSTER(ダブルバスター)」を販売するECサイト「メンサポストア」を開設し、順調に会員を伸ばしている。

ゼロプラスは「世の中に唯一無二のブランドを創る」というコンセプトのもと、馬油を配合した頭皮正常化シャンプー「U-MA」の事業のほか、女性向け「飲む紫外線ケアサプリ」を販売する「キラ★リズム」事業、海外事業と、業界・業種を問わずに幅広く展開する。

「メンサポストア」の立ち上げにあたって、これまでのサプリメントを開発してきた知見に加え、消費者アンケートも実施し、コロナ禍で自宅にこもりがちで、運動不足になりがちな男性のニーズを把握していた。

その後、男性向けに尿酸値と脂肪と両方に働きかける製品を開発。ブラックジンジャー由来の「ポリメトキンフラボン」によるおなかの脂肪を減らす機能とアンセリンによる尿酸値を下げる機能の二つの機能性表示が国内で初めて認められたという。

新規会員獲得はウェブ広告が中心。顧客層の中心は50代で当初の想定と大きな差はなく、順調に定期購入会員を増やしている。

初回を割引購入で打ち出してはいるものの、あくまで初回から定期購入を訴求する。「多くのユーザーは尿酸値の予防は継続的に行う必要があるという認識があり、定期を利用するニーズが高い」(通販事業部・岩崎亮氏)と話す。

外部に委託するコールセンターも用意し、利用から2~3カ月後のユーザーに電話でヒアリングして、購入者の悩みや期待に寄り添い、継続率を高めている。

「メンサポストア」の販促の中心はウェブ広告だが、スタートアップの事業で、先行して投資が必要な広告費の負担が大きな課題となっていた。特に単品リピート通販の場合は、初回購入を割引で販売し、継続的な購入を促すことで、初期投資後の売り上げを見込むビジネスモデル。ECの広告は種類が多いことに加え、広告投資から売り上げが立つまでに時間を要することが課題だった。


アドエールを導入で成長を加速

こうした課題を解決する手段として導入したのが、バンカブルが提供する、広告費の4分割・後払い(BNPL)サービス「AD YELL(アドエール)」。「ECの初動の広告投資をカバーしていて、支払いを分割してもらえることが最大の魅力」(岩崎氏)と話す。



例えば、新規顧客の集客を目的に単月で3000万円の広告投資を行う場合、初回購入を低価格で販売していることもあり、翌月に広告費の3000万円を一括で支払うのは大きな負担となる。定期購入で収益化を見込める数カ月先を見据えて4回に分割支払いすることで、1回あたり750万円と負担が軽減されるほか、広告費を投資したいタイミングで新規顧客の集客が可能となる。「広告費100に対して3.0(税込み)の手数料を支払ってでも新規会員を集客できることを考えれば全く負担にはならない」(岩崎氏)。

さらに「導入までや利用までのスピード感もあり、攻めるタイミングを逃さず対応いただいている」(岩崎氏)と話す。利用金額に与信枠が広がることから、連携をしながら、多様なEC事業者のニーズに対応できる。EC業界全体として広告出稿におけるCPAが上昇しつつある中で、アドエールを積極的に活用することでさらなる成長を目指す考えだ。


<「アドエール」サービス概要>
「アドエール」はウェブ広告の出稿費用を4回に分割し、後払いにできるサービス。デジタルホールディングスグループが25年以上支援してきた広告事業のノウハウによる投資効果の予測モデルに基づいて開発。適切な広告シミュレーションとモニタリングを実現する。決算書、担保、連帯保証人の用意は原則不要で、オンラインによる申し込みから最短3営業日で利用可能となる。

■アドエール
https://vankable.co.jp/lp