2023.05.24

海外の越境ECユーザーは日本の「ファッション」「カルチャー」に注目 ジグザグが越境EC利用調査

ウェブインバウンド・越境EC支援を行う「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」を展開するジグザグは5月22日、英語圏・アジア圏の「越境EC利用に関するアンケート」の結果を公開した。訪日経験のある海外在住ユーザーは購入意欲が高く、日本の「ファッション」「カルチャー」に注目する海外ユーザーが多いことがわかった。

ウェブインバウンド・越境EC支援を行う「WorldShopping BIZ」を運営するジグザグはこのほど、保有するユーザーデータから「英語圏・アジア圏に関するアンケート調査結果」を公開した。同調査は、英語圏(アメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリス)とアジア圏(台湾・香港)の10代~60代の男女(英語圏121サンプル、アジア圏160サンプル)を対象に2023年3月30日~4月5日に実施したもの。

「日本に関する情報収集源」をたずねた問いでは、英語圏では「ネットニュース・アプリ」がもっとも多く53.7%、アジア圏では「Instgram」がもっとも多く58.1%となった。英語圏では「YouTube」の利用も50.4%とアジア圏に比べて高い傾向にあり、動画でも積極的に日本の情報を収集している様子が伺えるとしている。アジア圏では「SNS」の中でも「Instagram」「Facebook」(47.5%)が上位となり、友人・知人の投稿やコミュニティからの情報を参考にしているようだとしている。



2023年2月にジグザグとResorz社が共同で公開した「ウェブインバウンド・越境EC白書」において実施した調査によると、英語圏では「訪日経験あり」と回答した人の84.5%が「(日本のECサイトで商品の)購入経験あり」と回答し、訪日したことがない人に比べて24ポイント高い結果となった。アジア圏の訪日経験者の購入割合は95.2%と英語圏に比べてさらに高く、訪日経験なしよりおよそ12ポイント高い結果となっており、「訪日経験者」と「訪日未経験者」では、日本のECサイトでの購入経験に差があることが判明した。



日本商品を購入した経験がある人を対象に「購入した商品のカテゴリー」を尋ねたところ、英語圏の上位3つは「アニメ・玩具・ゲーム」(43.8%)、「ファッション」(42.9%)、「アート・ハンドメイド」(30.6%)だった。3位以下にも「書籍」「音楽・映像・DVD」「ビデオゲーム」などがランクインしており、日本カルチャーに関連のある商品の人気が高いようだとしている。



一方、アジア圏の上位3つは、「ファッション」(56.2%)、「靴・バック」(31.3%)、「書籍」(26.3%)となり、英語圏の購入カテゴリと比較するとアパレルカテゴリの人気が高いことがわかった。また、英語圏ではランクインしなかった「グロッサリー・グルメ」(20.6%)が6位となっており、越境ECを利用して食品も購入されていることがわかった。



越境ECニーズの高まりを受け、ジグザグは、海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima~出島~」と共同で、「越境EC・ウェブインバウンド白書」を作成しており、同社サイトから無料でダウンロードできる。







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