2023.03.20

「Seller of the Year」は時計・カメラ販売のシュッピン 「eBay Japan Awards 2022」の受賞セラー発表

写真中央が「Seller of the Year」を獲得したシュッピンのグローバル戦略部 副本部長 小野新平氏

オンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」への出店を通じ、日本セラー(販売者)の越境ECを支援するイーベイ・ジャパンは3月17日、2022年度に優秀な成績をあげた日本のセラーを表彰する 「eBay Japan Awards 2022」の受賞企業(者)を発表した。「Seller of the Year(セラー・オブ・ザ・イヤー)」は、時計・カメラ販売のシュッピンが受賞した。ブランド品販売のJP. Companyが「eBay Japan 名誉セラー」として殿堂入りし、全6部門で過去最多となる述べ19事業者が受賞した。

「eBay」は、190以上の国と地域でセラー(販売者/売り手)とバイヤー(買い手)をつなぐオンライン・マーケットプレイス。イーベイ・ジャパンは、「eBay」への出店を通じ、日本セラーの越境ECを支援している。このほど、「eBay Japan Awards 2022」の受賞事業者を発表した。

「eBay Japan Awards」は、日本のすべてのeBayセラーを対象に、2022年の販売実績や、バイヤー (購入者)評価、 年間での成長率、 商品カテゴリーごとの成績などを選考基準に優秀なセラーを選定し表彰するもので、6つのアワードで構成されている。今年は過去最多となる述べ19の多彩なセラーが選ばれた。受賞したセラーには、「eBay」内の自社ストアやeメール署名に使用できる「eBay Japan Awards 2022」受賞セラーの証である「Award バッジ」が授与される。


名誉セラーにJP.Companyを選出


最優秀セラーの称号となる「Seller of the Year」は、中古カメラ専門店「MAP CAMERA」や時計専門店「GMT」を展開するシュッピンが受賞した。グローバル戦略部 副本部長 小野新平氏は、次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、「当社では商品の情報をできるだけ正確に、分かりやすく掲載するようにしています。また、お客様の希望をしっかり聞き、できるだけニーズに応えられるように努めています。いろいろなケースがあり、対応に戸惑うことも少なくありませんが、セラービジネスケアに相談する、アカウントマネージャーに助言をいただくなどして、『eBay』のルー ルに則って対応するようにしています」とコメントした。

今回新たに設置された「eBay Japan 名誉セラー」は、3年連続で「Seller of the Year」を受賞した殿堂入りセラーに送られる特別賞で、昨年まで3年連続で「Seller of the Year」を受賞した中古ファッション、ブランドバッグなどの販売を行うJP.Companyが受賞した。代表取締役の荒木淳平氏は、次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、「ひと昔前、それぞれの町の商店街で売っていた人が大型集合店舗におされシャッターを閉め、その大型集合店舗がネット店舗におされている昨今、そのまた次の『商売のカタチ』の可能性を『eBay』は秘めていると思います。『eBay』はまだ完全には研究され尽くされていません。やり方はまだあります。人の真似をするだけではなく、『色々なもの』、『色々なこと』、『やり方』に興味をもって、チャレンジを続けていけば、何かを得る事が出来ると思います。色々失敗もすると思います。でも失敗をしないと何も始まらない。失敗を怖がっていたら成功はない。積極的に失敗をしましょう!」とコメントした。

2022年から「eBay」で販売をスタートし、もっとも売上を伸ばした法人セラーと個人セラーにそれぞれ贈られる新人賞「New Seller of the Year(ニューセラー・オブ・ザ・イヤー)」は、宝飾品を扱うリバリュー(法人枠)と、本、映画、音楽を扱うレイ氏(個人枠)がそれぞれ受賞した。

次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、リバリューの代表取締役 荒木佑大氏は、「お客さんとのやり取りを楽しみながら、『eBay』でビジネスを楽しんでください。その中で数字の分析を行なったり、お客さんに喜んでもらえることを積み重ねることで結果に結びついてくると思います」とコメントした。レイ氏は、「やはり一番は楽しんで、夢中になって、『eBay』に取り組むことだと思います。それを続けていたら自ずと結果もついてきます。もちろん、続けていると大変なこともありますが、それも振り返れば必ずいい経験だと思えるようになると思うので、一緒に楽しんでいきましょう!」と述べた。


7つのカテゴリー賞も表彰


注目する7つのカテゴリー枠内で目覚ましい成長率を記録し、2022年の売上向上に貢献した法人・個人セラーに贈られる「Category Growth Award(カテゴリー グロースアワード)」は、アパレル・バック・ブランド小物カテゴリーをデファクトスタンダードが受賞した。次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、取締役の植松勇人氏は、「当社も各種APIを活用した自動化対応、海外 CS の拡充など、まだまだ『eBay』は拡大の可能性を秘めた販売先だと思っております。まだまだ目標販売額は上にありますので、競合企業様とも切磋琢磨しながら成長できればと考えております」とコメントした。

スニーカーカテゴリーは、法人枠をリフォート、個人枠を川上竣氏が受賞した。次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、リフォートの代表取締役 下元敬介氏は、「スニーカーの販売は簡単ではありません。バリエーション出品である為、在庫管理システムにも相当の費用を費やしました。メーカー毎にサイズ表記やサイズ感も異なることで「サイズが合わない」という理由での返品も多いです。簡単ではないからこそ常に問題点の解決を図り、改善を重ね、継続することでライバルと差をつけるストアを作り上げることができると思います」とコメントした。川上竣氏は、「1年間で売れない時期は必ず来ます。その時期のためにいかに準備をしておく事が重要になると思います」と述べた。

時計カテゴリーは、法人枠を「Seller of the Year」を受賞したシュッピン、個人枠を野中秀一氏が受賞した。次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、野中秀一氏は「画面の向こう側には必ず『人』がいることを意識すること、販売を継続することがとても大切だと思います」とコメントした。

コレクティブル・カードゲームカテゴリーは、法人枠をNINJA、個人枠を太田陽介氏が受賞した。次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、NINJAの代表取締役 小川北人氏は、「毎日地道に継続し、お客様に喜んでもらえるように常に意識することが大切だと思います」と述べた。太田陽介氏は「お客様に喜んでいただくことを第1に考え、様々な情報に惑わされず自ら考え行動することが大事です」とコメントした。

アニメ関連商材カテゴリーは、法人枠をウィジェクト、個人枠をユウキシシド氏が受賞した。次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、ウィジェクトの代表 金沢太崇氏は、「1つのジャンルに特化していくことでSEOにも有利に働くので早めに得意ジャンルを作っていくと良いと思います。また、私自身1番重要なのは梱包のスピード化と出荷地域の拡大だと思っていますので、参考になれば幸いです」とコメントした。ユウキシシド氏は、「バイヤー目線と先人へのリスペクトを忘れずに、真摯に取り組んでください。迷ったり行き詰まったりしたときは、先輩の門をたたくことも良いと思います」と述べた。

ビデオゲーム&コンソールカテゴリーは、MondoLife(法人枠)が受賞した。代表取締役の北島大地氏は、次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、「『eBay』は海外のお客さんとやり取りをする為、深夜まで仕事をする方が多いかと思います。私の周りでも睡眠不足等で体調が悪くなる方もいらっしゃるので健康管理はとても大切です。適度な睡眠と良質な食事、ハードな筋トレで健康に『eBay』をする事がアワード受賞にも繋がると思います!」とコメントした。

時計カテゴリーは、法人枠を「Seller of the Year」を受賞したシュッピン、個人枠を渡辺浩一氏が受賞した。次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、渡辺浩一氏は「工夫して他と違うことをし、自分の強みを生かしつつ、自分を信じてひたすら実践すること。また他と同じことをするのであれば、真似できないぐらいの数をこなすことが重要だと思います。利益も大事ですが、それ以上に信用を得ることを優先することも必要です」とコメントした。

オートパーツ(自動車部品)カテゴリーは、若林誉弘氏(個人枠)が受賞した。次回アワードで受賞を狙うセラーへのアドバイスとして、「絶えず変化していくことと、柔軟な対応をこころがけること、そして自分の考えを形にすることの3つが大事だと思っています」と述べた。

その他、セラーサポートに貢献したコンサルタント1名に贈られる「Consultant Award(公認コンサルタント アワード)」は、PlusBonBuonoが受賞。「eBay」での販売活動をサポートする優れた外部ツールに贈られる「Tool Award(ツールアワード)」は、オークタウン社のすべてを日本語で出品でき、出品データの一括ダウンロード、一括編集などが可能な「オークタウン for eBay」が受賞した。




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