2023.02.22

ZOZO、最大規模の物流拠点「ZOZOBASEつくば3」竣工 最新機器で自動化、30%の省人化に

ファッションECモール「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは2月21日、自社最大規模となる新たな物流拠点「ZOZOBASEつくば3」を竣工したと発表した。最新機器などの導入より物流業務の自動化を推進する。2023年8月から稼働を開始し、同11月に本格稼働する予定。稼働開始に向けて約500人の採用を予定しており、地域の雇用創出にも貢献する。

ZOZOはこのほど、今後の商品取り扱い高の成長を見据えて開設した5拠点目「ZOZOBASE」となる「ZOZOBASEつくば3」の竣工を発表した。茨城県つくば市内の拠点としては3拠点目となり、敷地面積は6万8500平米、地上5階建てで延床面積は13万7000平米。

「ZOZOBASEつくば3」は、商品の入出荷・保管機能を有し、延床面積や商品保管数などの設備能力はZOZOで最大規模となる。さらに国内初となる最新機器などの導入により自動化を推進、既存拠点と比較して約30%の省人化を見込んでいる。

2023年8月の稼働開始に向けて、商品管理のアルバイトスタッフ約500人の採用を予定しており、地域の雇用創出への貢献を目指す。「ZOZOBASE」では、学生から60歳以上のスタッフまで、多様な人材が活躍しており、誰もが働きやすい職場環境を目指し、従業員満足度調査や業務の改善活動、福利厚生を目的とした社内イベントなどを積極的に実施しており、「ZOZOBASEつくば3」でも同様に取り組んでいくとしている。


▲1Fの休憩室は「デニム」がコンセプト

ファッションをテーマに、コンセプトの異なる2つの休憩室も備える。1Fの休憩室は「デニム」、5Fの休憩室は「プレイド(格子柄)」をコンセプトに、それぞれ色使いや導線などに工夫を凝らすことで、働くスタッフが快適に過ごせる環境を整備する。


▲5Fの休憩室は「プレイド(格子柄)」がコンセプト

さらにZOZO本社や既存の「ZOZOBASE」と同様に、再生可能エネルギーを導入する。導入する電力は、他拠点と同じくトラッキング付・FIT非化石証書などが付与された、バイオマスや太陽光由来の実質再生可能エネルギー電力となる。「ZOZOBASEつくば3」は年間約662万kWhの電力使用見込みとなっており、再生可能エネルギー導入によるCO2削減量は2961トンに相当する。

ZOZOは今後も、企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の実現を目指し、「ZOZOBASE」から顧客にたくさんの笑顔を届けていく考えを示した。






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