チルド総菜の製造や販売を行うロック・フィールドは、冷凍食品ブランド「RFFF(ルフフフ)」を立ち上げ、2022年11月1日からECサイト「ロック・フィールドオンラインショップ」で販売している。
百貨店や駅ビルで販売している「RF1」や「神戸コロッケ」などの総菜ブランドを展開している。「チルド惣菜」のイメージが強いが、冷凍食品も展開してきた。
コロナの影響による生活スタイルの変化で冷凍食品のニーズが高まった。ストック目的以外にも「記念日」「たまにはぜいたく」といった目的に合わせた冷凍食品も増えていることから、新ブランドを立ち上げて本格的に冷凍食品事業に参入した。
同社は飲食業をルーツとしており、「レストランの味を家庭に」の考えのもと、少しぜいたくでおいしい物を日常に取り入れ、食卓を豊かにする商品を提供している。
商品ラインアップは、魚介や肉料理、グラタン類、スープなど、五つのカテゴリーで約30種。キッシュや合鴨のロースト料理など家庭では作りにくい物や高級料理もあり、一般の冷凍食品よりも高価格帯となっている。1月27日に六つ目のカテゴリー「揚げ物」を追加し、「海老グラタンのコロッケ」「ミニひれカツ」など4商品の販売を開始した。
▲冷凍食品の新ブランド「RFFF」
「ロック・フィールドオンラインショップ」は会員制となっている。サラダや総菜販売の実店舗でも「ルフフフ」の情報を発信して、既存のユーザーから認知を拡大していく考えだ。
2022年10月にはアプリを立ち上げ、ポイントサービスも導入した。メンバーズ会員は増加しているという。
今後は、高級スーパーなど、実店舗での販売も行うといい、冷凍ケースの中でブランドの世界観を表現し、新たなファンを獲得していきたいという。
2022年、同社の冷凍食品の売り上げは5.2億円。総菜ブランド同様、「ルフフフ」も事業の柱の一つに育てていき、3年後の2025年には売上高10億円を目指している。
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