2022.12.07

LINE、食品や日用品の価格比較ができる「ショッピングサポート」提供 「LINEレシート」の新機能

LINEは12月6日、レシート管理サービス「LINEレシート」において、スーパーやドラッグストア等で価格比較できる新機能「ショッピングサポート」の先行提供を開始した。どこで買うのがお得かがわかる機能により、買い回りや店舗の検討にかかる負担の軽減を支援する。

LINEの提供する「LINEレシート」は、レシートを撮影するだけで支出管理や日々の買い物をサポートするレシート管理サービス。世界最高水準の認識精度を誇るLINE CLOVAのAI-OCR(文字認識)サービス「CLOVA OCR」を活用しており、レシートを読み込むことで自動で「支出管理」と「購入履歴の記録」が可能だ。支出内容の可視化が節約に効果的であると好評を得ており、2022年11月末時点で累計登録者数数は300万人を越え、累計登録レシート枚数は2.4億枚を突破した。



このほど、スーパーやドラッグストア等で価格比較できる新機能「ショッピングサポート」の先行提供を開始した。「ショッピングサポート」では、同意したユーザーのレシートデータを元に店舗ごとに商品価格を表示するほか、商品の平均価格とその推移を表示する。

商品価格の表示では、購入した商品をレシート登録すると、近隣店舗で他ユーザーにより同商品のレシート登録がされていた場合、店舗ごとに商品価格を表示。また、「よく行くお店」(過去90日以内に3枚以上レシートを登録した店舗)で購入した商品の近隣店舗の販売情報も表示する。これによりユーザーは、購入商品が最安値かどうかを確認できる。



商品の平均価格の推移では、全国から集まった価格情報を基準に商品の平均価格を1カ月~最大3カ月間の推移で確認でき、買い時の見極めに役立てることができる。多くのユーザーが利用する「LINE」だからこそ、ユーザー同士がレシート登録をしあうことで商品情報が集まり、1人では手間がかかる価格比較の負担を減らし、スマートな買い物選択を可能にする。

原材料の高騰や円安による影響で、2022年に入り2万品目に上る食品の値上げが実施されるなど家庭負担が大きくなったことを受け、「支出管理」が再注目されている。日本インフォメーションの調査によると、円安・物価上昇を受けて、約63%が「節約意識が高まった」と回答している。

生活費を抑えようと節約するとき、従来は自身で実店舗のチラシや買い回りでの比較が求められていたが、様々な商品があるなか、店舗ごとの商品の価格の比較は大きな手間がかかる。「LINEレシート」では、こうした「買い回りをして価格比較をするのは面倒」「どの店舗で買うのがお得かわからない」といった不便さの解消のため、レシート情報を活用し、スーパーやドラッグストア等の価格比較ができる新機能「ショッピングサポート」の提供に至ったとしている。

「LINEレシート」は、ショッピングサポートの先行提供を皮切りに、忙しい毎日の中での負担を少しでも軽減し、生活に欠かせない買い物をより便利にしていくことを目指す考えを示した。




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