2022.11.28

「北欧、暮らしの道具店」、店長の佐藤友子取締役が「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2023」で大賞を受賞

「北欧、暮らしの道具店」店長の佐藤友子取締役

クラシコムは11月26日、同社取締役であり、ライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」の店長を務める佐藤友子氏が、月刊誌「日経WOMAN」が主催し、働く女性のロールモデルとなる各界で目覚ましい活躍を遂げた女性を表彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2023」において大賞を受賞したと発表した。顧客や従業員にとって居心地のいい場をつくることにフォーカスする生き方、自分にフィットする経営者像を体現する姿が評価されての受賞となった。

クラシコムは、「フィットする暮らし、つくろう。」をテーマに、北欧を中心とした様々な国の雑貨を販売しながら、Web記事、音声メディア、ドキュメンタリーやドラマなどを独自の世界観(ライフカルチャー)で発信するライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」を運営。

このほど、同社取締役であり、「北欧、暮らしの道具店」の店長でもある佐藤友子氏が、「日経WOMAN」が主催する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2023」において大賞を受賞した。


▲店長の佐藤友子取締役

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、「働く女性のロールモデルを提示」「組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当てる」「活躍した女性たちを通して時代の変化の矛先をとらえる」という主旨のもと、1999年から毎年実施しているアワード。今回で24回目の実施となる。1988年の創刊以来、働く女性をバックアップしてきた月刊誌「日経WOMAN」が社会で活躍する女性を表彰することで、時代を担う女性たちを応援することを目的としている。

クラシコムの佐藤友子氏は、2006年に兄の青木耕平氏とクラシコムを創業。食器やインテリア雑貨、アパレル、コスメなどを取り扱うECサイト「北欧、暮らしの道具店」を2007年にスタートし、店長として独自の世界観をつくり上げてきた。ECサイトではありながら、商品紹介だけでなく、暮らしに関するコラムやレシピ、インタビューなど月70本の記事を更新。読み物の充実により、「売り場」ではなく、「モノやコトに出合える場」にすることを徹底してファンを増やしてきた。

多様なチャネルでファンとつながりを作っており、メルマガやYouTube、Instagramなどの登録者数は延べ560万人。2018年には、初製作したYouTubeのオリジナルドラマが好評を受けてシリーズ化し、映画も製作。隔週日曜日に配信しているインターネットラジオは、累計再生1200万回超えという人気を博している。2022年8月には、創業当初から1度も資金調達せずに、東証グロース市場に上場を果たした。


▲エンゲージメントチャネルの数値(2022年7月末時点)

「日経WOMAN」は、今回の大賞選出理由として「『好きなこと』を仕事にして大成功を収めた佐藤氏だが、実は10代、20代は職を転々とし、『何をやっても続かない』と自分を否定し続けていた時期もあったという。常に悩み、失敗を経験しながらも、自分のすべきことを模索して誠実に取り組んできたことが、現在のキャリアにつながった」と述べ、顧客や従業員にとって居心地のいい場をつくることにフォーカスする生き方、自分にフィットする経営者像を体現する姿は、自分らしい生き方を模索する多くの働く女性を勇気づけるロールモデルになるとの考えを示した。

佐藤友子氏は今回の受賞にあたり、「北欧、暮らしの道具店」を立ち上げて以降、世の中で先をゆく沢山の経営者、責任を担う立場の人たちから学んだり、エッセンスをもらったりしながらも、「自分はなかなか同じようにはなれない」と苦しんだこともあったと話す。

「でも、私たちの会社やサービスが掲げている『フィットする暮らし、つくろう。』という、他の誰かではなく自分の物差しで満足できる暮らしをつくろう、というミッションをまさに自分自身にも当てはめながら、他の誰かになって経営するのではなく、自分は自分でいながら、自分の限られた持ち物を大切に使い切りながら経営をすることにチャレンジし続けた日々だったようにも思います。それを今回『こういう人もいていい』と、一つの事例として評価いただけたことを純粋に嬉しく思いました。ミッションを一緒に目指してくれている会社の仲間たちや、それに共感し応援してくださっている沢山のお客さま、社外のステークホルダーの皆さまと一緒に受賞するような気持ちで、受け取らせていただきたいと思います。本当にありがとうございました」とコメントした。

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2023」の受賞者紹介と審査結果の詳細は、2022年12月7日発売の「日経WOMAN」2023年1月号にて掲載する。




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