2022.11.11

ネットプロテクションズ、最新型の後払い決済サービスを来春提供 「atone」を再構築、カゴ落ち防止とLTV向上を支援

ネットプロテクションズはこのほど、最新型の後払い決済サービスの提供を来春より開始すると発表した。「カゴ落ち防止」と「LTV向上」を1サービスで支援する、不正に強く・わかりやすく・柔軟で・お得な後払い決済になるとし、2022年11月10日よりテスト店の受け付けを開始した。自社の既存決済ブランドをゼロベースから再構築し、スキーム拡大することで、従来型の後払い決済では満たせなかったニーズを埋め、提供市場の拡大を目指す。

独自の与信ノウハウとオペレーション力を企業間取引向けに展開した「NP掛け払い」、EC物販だけでなくデジタルコンテンツ・実店舗など様々な業種で導入可能な後払い決済「atone」などを提供するネットプロテクションズは、決済ブランド「atone」をゼロベースから再構築した最新型の後払い決済サービス新型「atone」を来春より提供すると発表した。



新型「atone」は、ネットプロテクションズが蓄積したノウハウを用いて作成。消費者向けの強化ポイントには、会員登録不要の「都度後払い」を携帯番号を用いたSMS認証のみでシンプルかつセキュアに利用できる点と、「翌月後払い」を含む柔軟性の高い会員サービスも利用可能な点がある。これにより消費者は、不正に強く、わかりやすく、柔軟でお得な後払い決済を利用することができる。



一方、事業者に対しては、「カゴ落ち防止」と「LTV向上」を支援。主な強化ポイントは、クレジットカードと変わらないコストで、クレジットカードを好まない層の新規獲得と継続率向上の価値を1サービスで提供可能な点としている。会員登録不要の「都度後払い」は、SMS認証方式を取ることで、従来型よりもシンプルかつセキュアな仕様で決済時の「カゴ落ち」を防ぐ。会員登録により利用可能になる「翌月後払い」は、複数の買い物をまとめられる利便性から繰り返し利用のハードルを下げ、「LTV向上」の付加価値を実現する。



昨今、EC市場全体で大きな構造変化が起きている。例えば、コンビニ業界における人手不足や人件費の高騰、現金や個人情報の管理の負担増加などを背景に、全国的な収納費の値上げが発表された。EC市場全体の流通コストを底上げする内容であり、事業者・消費者双方にとって看過できない事象といえる。さらにECにおける不正利用も年々増加している。
こうした市場の拡大や構造の変化に対し、国内リーディングカンパニーであるネットプロテクションズは、これまでも各サービスの仕様を柔軟に変化させることで加盟店への提供価値拡大と、利用者の利用満足度向上の両立を実現してきた。2022年6月に公表した「後払い共通インターフェース」や2022年7月に公表した「NP後払いの電子バーコード対応」などもその一端となる。

一方で、従来型サービスの一部仕様変更や機能追加だけでは、発生するすべての事象やニーズへの対応が困難なほど市場拡大や構造変化のスピードが早いのも事実であるとし、従来型の後払い決済の仕様にとらわれない、新たな最新型の後払い決済サービスの開発に踏み切ったとしている。

新型「atone」は、2022年11月10日よりテスト店の受付を開始しており、本格リリースは2023年3月以降の予定。リリース以降も、事業者・消費者双方のニーズを継続的に捉え、新型「atone」の付加価値向上に努めていく考えを示した。




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