2022.08.18

【インタビュー】キリンホールディングス 合原康成氏「協和発酵バイオの通販事業を一体化 免疫ケアサプリのEC強化」


通販・店頭にこだわらない


――機能性表示食品「イミューズ」の通販の売り上げは伸びているか?

「イミューズ」を含むプラズマ乳酸菌製品群の売り上げは、全体的に伸びている。通販・ECでも伸びているし、ドラッグストアなどの店頭販売でも伸びている。

通販・ECは、お客さまと直接コミュニケーションができるため、お客さまのことを深く理解できるというメリットがある。一方、店頭販売は、お客さまが商品を目にする間口が広いため、初めてのお客さまが購入する入口になりやすいという特徴がある。

それぞれメリットがあるため、現在は販売チャネルにこだわらずに展開している。販売チャネルに応じて、お客さまとコミュニケーションすることに意味があると考えている。


「免疫ケア」の習慣化を啓発


――免疫ケアのニーズは今後も継続するとみているか?

私は、「免疫ケア」の習慣は一つのベースになると考えている。習慣化していれば、ニーズが急激にアップダウンすることはないのではないか。

今後も、免疫ケアのニーズは継続的に高まっていくだろう。「免疫ケア」については、まだまだ認知度が高くないと思っている。

今後は、劇的に売り上げが伸びることはないかも知れないが、習慣化する人が増えていけば、当社の収益性も向上していくと考えている。引き続き、商品のPRと並行する形で、「免疫をケアすること」の大切さを啓発し、習慣化のきっかけを作っていきたいと考えている。

協和発酵バイオと一体化した通販事業については、今年度が事業移管後の初年度だ。現場では目標を立てて運営を行っているが、実際に成果が出るのは、2022年末から2023年にかけてだと考えている。ウェブを中心に、オフラインも含めて効率的な広告出稿を行いつつ、「免疫ケア」の必要性を訴えていく。





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