2022.07.29

EC基幹システム「ecforce」、新オプション「自動再オーソリバッチ機能」登場 EC事業者の機会損失の最小化を支援

SUPER STUDIOは7月26日、EC基幹システム「ecforce(イーシー・フォース)」において、ECサイト上の購入におけるクレジットカード決済や後払い決済の仮与信作業を一定期間自動で行う「自動再オーソリバッチ機能」の提供を開始した。これに伴い、期間限定で月額料金無料のキャンペーンを実施する。商品購入時に行うオーソリゼーション(仮与信)を自動で再度試みる機能により、EC事業者の機会損失の最小化、業務効率化を支援する。

SUPER STUDIOが提供する「ecforce」は、マーケティングからサプライチェーンまでコト、モノに関わる全ての人々の顧客体験を最大化するECプラットフォーム。このほど、追加開発なしで利用可能な新オプション機能「自動再オーソリバッチ機能」の提供を開始した。

「再オーソリ」とは「再オーソリゼーション」の略で、商品購入時に行う、オーソリゼーション(仮与信)をシステム上で再度試みることを指す。通常ECで消費者がクレジットカードを使って商品を購入する場合、消費者が購入手続き画面で入力したクレジットカード情報は、カードの有効期限や利用可能残高などがクレジットカード会社の情報で参照され、仮与信の可否が判断される。

仮与信に不備があった場合は、別の支払い方法へと設定変更依頼をメールなどで依頼する。決済情報の変更と再度仮与信に成功すれば購入が確定する流れとなるが、消費者からの変更対応が得られなかった場合、購入に失敗した状態となり、多くの機会損失を生む。

「自動再オーソリバッチ機能」は、この機会損失を減らすための機能で、購入から30日間で一定間隔で仮与信の通信を行い、登録されたクレジットカードまたは後払い決済が利用できる状態になったら、その場で購入を確定できる。



この「再オーソリゼーション」は、売上の機会損失を防ぐ上で有効であることは従来より理解されていつつも、手動で行うには手間がかかるためなかなか活用がされていなかったとし、自動で実行可能な「自動再オーソリバッチ機能」により課題の解決を図った。同機能を先行導入したメーカーでは、オーソリゼーション功率は52.4%となり、100万円~1000万円にのぼる売上向上に成功している。

「自動再オーソリバッチ機能」の利用料は、月額3万円(税別)で、「ecforce」のオプション申込フォームから申し込みできる。さらに「自動再オーソリバッチ機能」の提供開始を記念し、9月30日までに申し込みすると、同機能の月額費用が2カ月間無料になるキャンペーンを実施する。

「ecforce」では、ECサイトの売上拡大はもちろん、メーカーの普段の業務を効率化するための機能開発を日々行っている。メーカー運営におけるノウハウ・人的リソースがEC業界全体として不足している昨今、システムを通して煩雑な業務を削減し、商品企画や顧客対応などの付加価値づくりに運営者が専念できるシステムやサポート体制づくりを行い、2030年までに日本のEC化率を20%に引き上げることを目指すとしている。



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