2022.02.23

シェア買いアプリ「カウシェ」、「大人数シェア買い機能」α版リリース 事業者がシェア買い成立人数を設定可能に

カウシェは2月21日、シェア買いアプリ「カウシェ」において、「大人数シェア買い機能」のα版をリリースした。従来2人以上となっていたシェア買い成立の必要人数を「30人」および「50人」の2パターンから選択できる。「カウシェ」では、商品を販売する事業者が販売数をコントロールし、ボリュームディスカウントを実現できる「大人数シェア買い機能」の提供を目指しており、今後の本格導入時には、シェア買い成立の必要人数の自由な設定が可能になる予定としている。

「カウシェ」は、友人や家族、またはSNS上の誰かと同じ商品をそれぞれ買うことで、お得な価格で商品の購入ができる「シェア買い」が可能なアプリ。通常ECサービスにおいて、事業者が支払うことの多い購入者を呼び込むための広告費を「ユーザーがシェア買いを実現するために、新しいユーザーを呼び込むこと」によって代替できる仕組みにより、事業者は節約できた広告費用を商品代金の割引に充てることができる。2020年9月のサービス開始以降、このシェア買いの仕組みにより、食品、日用品や家電製品をお得な価格で提供してきた。

通常、自分を含めた2人以上が同製品を購入することで、シェア買いが成立するが、過去には「天津甘栗」や「みかん」等のシェア買いに100名以上が参加するなど、大人数でのシェア買いが自然発生的に行われたこともあったとし、本格導入に先立ちこのほどリリースした「大人数シェア買い機能」のα版では、事業者がシェア買い成立までの人数を「30人」および「50人」の2パターンから選択可能にした。

さらに、今後予定している本格導入時には、シェア買いが成立するまでに必要な人数を事業者が独自に設定できるようになる。これにより事業者は、「○個販売する場合は、○円で販売可能」など、販売量と価格の調整によるボリュームディスカウントの提供が可能となる。また、シェア買い成立までの人数集めの規模が大きくなることから、ユーザーがより多くの新規ユーザーを呼び込んでくることが期待できる。ユーザーにとっては、達成までのハードルが上がることになるが、ボリュームディスカウントによりさらにお得な価格で商品が購入可能となる。

今回の「大人数シェア買い機能」α版のリリースを記念し、「カウシェ」は、ユーザーに大人数シェア買いの楽しさを味わってもらうための2つのキャンペーンを実施する。1つ目の「シェア買いでクーポンGETキャンペーン」では、キャンペーン期間内に、該当する大人数シェア買いが成立すると、そのグループの参加者全員に食料・飲料・日用品で使える20%OFFクーポンをプレゼントする。

2つ目の「#大人数でシェア買いしてみたいもの 引用RTキャンペーン」では、「カウシェ」Twitterアカウントをフォローし、該当するツイートを「#大人数でシェア買いしてみたいもの」とともに引用RTした人から抽選で2名に、「鼻セレブティッシュ 1年8ヶ月分」をプレゼントする。

カウシェは今後も、同社の持つ「テクノロジーにより、ユーザーの購買力をまとめ、そして可視化する力」を進化させることで、ユーザーの「これが欲しい」という意見を元に商品を製造したり、ユーザーの欲しい量をだけ製造する「C2Mモデル(Consumer-to-manufacturer)」の実現を目指す考えを示した。これにより、従来の買い物スタイルである「商品があって、その中からユーザーが欲しいものを選ぶ」から、「消費者の欲しいものを起点として、商品を創る」という形態へ、変革を起こしていくとしている。




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