2021.09.10

FiNC Technologies、企業のヘルスケアサービス立ち上げをサポートする「FiNC OEM KIT」スタート

予防ヘルスケア×AIテクノロジー(人工知能)に特化したヘルステックベンチャーFiNC Technologiesは9月3日、ヘルスケアアプリ「FiNC」のノウハウを活かし、歩数・食事・体重・睡眠などのヘルスケア領域における効率的なサービス開発や新規立ち上げを支援するヘルスケアサービスプラットフォーム「FiNC OEM KIT」の提供を開始した。

「FiNC OEM KIT」は、企業のヘルスケアサービスの立ち上げを支援するプラットフォーム。ヘルスケア領域を中心とし、保険事業、フィットネス事業、食品・製薬メーカーなど様々な業種の企業を対象に、各社特有のサービスや目的に応じたアプリとしてシステムの企画・開発を提供する。デザイン企画コンセプトやブランディングに合わせてカスタマイズすることにより、質の高い企業のヘルケアサービスの立ち上げをサポート。同社の持つヘルスケアに関する技術、知見、アセットを最大限に活用し、企業のDXを推進を支援するとしている。

「FiNC OEM KIT」の主な特徴のひとつが、実績のあるヘルスケアアプリ「FiNC」の機能を活用。歩数・食事・運動・体重・睡眠・生理の記録管理など、一般消費者向けで既に実績があり継続率も高い「FiNC」アプリの機能をベースに開発し、各社独自のアプリとしてリリースすることが可能だ。それぞれの企業が保有するコンテンツやシステムと連携させることができ、自社の強みを生かした独自性のあるサービスをスピーディーに開発することができる。



基本的なライフログデータ管理のほか、特許取得の最先端AIテクノロジーによる健康アドバイス、企業から情報発信が可能なコミュニティ機能なども基本機能として組み込まれている。また、健康行動を行うと「FiNCポイント」を付与することができるインセンティブ機能(自社ポイントの利用も可能)、さらに健康行動で貯めたポイントを使用して「FiNCモール」で商品を購入できる(自社ECでも利用可能)サービスも組み込むことができ、サービス利用者の継続モチベーションを促す施策として利用できる。

既存アプリを持っている企業の場合は、保有アプリ内に「FiNC」の「歩数記録」「食事記録」「体重記録」機能を追加することが可能。「FiNC」アプリの機能をカスタマイズすることで、目的に合わせて既存サービスの利便性アップをスピーディーに実現することができる。会員・顧客に対してヘルスケアに関するデジタルサービスを提供したい、保有しているヘルスケアサービスがうまく活かし切れていない、サービスの利便性、収益の更なる向上を狙いたいなどの課題を抱える企業の様々なニーズに応えるとしている。



もうひとつの主な特徴となるのが、「ユーザーの特徴を考慮し、パーソナライズされた健康管理アドバイスを提供する」という同社が国内で取得した特許の活用。「FiNC」が所持する 「ヘルスデータ」の中からデータ種別を整理し、正確性・網羅性を評価した上で、パーソナライズしたソリューションを提供する。



その他、アプリを中心とした「FiNC」の各機能・サービスと連携することができ、例えばオリジナル商品の開発及び販売や、「FiNC」アプリ内に企業やブランドのコミュニティを設置し商品購入者へのコミュニケーションツールとしての利用、マーケティングツール(リサーチ・新商品開発・商品購入・拡散等)などに活用することも可能。その他にも、各社ヘルスケアサービスにおけるDX化をサポートするための「FiNC」との連携も相談を受け付けている。

FiNC Technologiesは、様々な企業とともに、顧客の課題を解決できるサービスの提供を目指して邁進していくとしている。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事