アプリプラットフォーム「Yappli（ヤプリ）」を提供するヤプリは10月2日、オンラインイベント「Yappli Summit 2020」において、「Yappli」を中核とした様々なサービスとの連携を「Yappli Connect」として整理し、より一層のサービス拡充を目指すと発表した。アプリプラットフォームとしてさらなる進化を図る。
「Yappli」は、アプリ開発・運用・分析をノーコード（プログラミング不要）で提供するアプリプラットフォーム。アプリとWebで統合的なマーケティングを推進するためのMAなどとの連携、「Tポイント」など利用ユーザーの多いポイントソリューションをアプリ内で活用するためのポイント会員基盤との連携、コマース機能強化のための既存ECサイトやその関連ソリューションとの連携など、さまざまな外部サービスとの連携を実現してきた。
今回発表した「Yappli Connect」構想ではこれらを整理し、「Yappli Marketing Connect」「Yappli Point Connect」「Yappli Commerce Connect」「Yappli Login Connect」「Yappli Geo Connect」「Yappli Data Connect」「Yappli Media Connect」「Yappli Bank Connect」の8種類の外部連携として提供する。
スマホアプリは、顧客とつながる手段としてデジタル戦略を推進するうえで欠かせない存在となっているとし、「Yappli Connect」の活用により企業が利用するソリューションや所有データを統合することで、1to1の高度なコミュニケーションやセキュリティ向上が実現できるとしている。同社は今後も「Yappli」を通じ、アプリユーザーの利便性向上を加速させ、企業のGo Mobileを推進するとしている。
ヤプリの庵原保文代表は、「アプリプラットフォームとして、ユーザーの方の利便性を向上するためには、他のサービスとつながるエコシステムを形成することが重要になると考えています。そのため、これまでも様々なAPIやSDKとの連携を進めてきました。今回、既存パートナーとの連携強化はもちろん、新規パートナーとの新たな連携も模索したいと考え、各種の連携を『Yappli Connect』として打ち出すことにいたしました。同時に、私たち自身は、Yappliというプラットフォームのコアとなる部分への機能開発投資をより進めていきます」とコメントしている。
