2024.10.21

プレイドグループ、ARRが100億円突破 CXプラットフォーム「Karte」などサービス拡大

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プレイドはこのほど、プレイド、およびそのグループ企業のARR(年間経常収益)が、2024年9月に100億円を突破したと発表した。1st Party Customer Dataをコアバリューに、グループで「マルチプロダクト×プロフェッショナルサービス」のハイブリッドモデルを推進する。

プレイドは、「データによって人の価値を最大化する」をミッションに掲げ、CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」と、そこに集まる1st Party Customer Dataを中心に、さまざまなプロダクトとプロフェッショナルサービスを展開。企業の複雑で広範な事業課題に対応するため、「プロダクト×ヒト」のハイブリッドモデルによる価値提供をグループ戦略としている。

このほど、プレイドとグループ企業のARR(年間経常収益)が100億円を突破したとし、自社の取り組みや伸長の要因について発表した。



CXプラットフォーム「KARTE」は、2015年3月の提供開始以来、独自のリアルタイム解析エンジンによる圧倒的な顧客理解を強みにマルチプロダクト化を推進。ウェブ・アプリ・メール・インターネット広告など、マルチチャネルで1st Party Customer Dataを活用でき、データ連携・プロダクト連携が行いやすい拡張性も備えた基盤として、EC・金融・人材・不動産など各業界で採用され、エンドユーザーの体験価値向上に貢献してきた。現在では、「KARTE」をはじめ、アプリマーケティングの「KARTE for App」、サイト改善の「KARTE Blocks」、広告効果改善の「KARTE Signals」、マルチチャネルマーケティングオートメーションの「KARTE Message」、データ統合・利活用の「KARTE Datahub」などを展開している。

新しいテクノロジーやデータを企業活動に実装するデジタル人材の不足という企業の課題に応えるべく、事業改革や組織改革を求める企業に伴走する「STUDIO ZERO」、データ分析を軸とした戦略設計から実装・運用まで担う「PLAID ALPHA」の2つのプロフェッショナルサービスも提供し、顧客起点の事業変革を支援している。

グループの提供価値の多角化も図っており、プレイドからカスタマーサポート領域に特化したRightTouchがスピンオフし、顧客・従業員リサーチ領域のエモーションテック、インターネット広告領域のアジトがグループ参画している。グループ全体で顧客社数は1000社を超え、エンタープライズ企業への複数プロダクト導入とプロフェッショナルサービスによる伴走支援も進み、この度のARR100億円突破につながったとの考えを示した。

昨今、企業活動におけるAIの活用可能性の高まりと同時に、差別化のためにAIへ学習させる独自のデータとして1st Party Customer Dataの価値が高まっている。こうした状況でプレイドは、ARR100億円突破をグループのさらなる成長に向けた通過点として捉え、既存事業の推進に加えて新たな取り組みにも着手。2024年4月には「KARTE」の機能やアプリケーションをAI支援のもと開発できる「KARTE Craft」の一般提供を、2024年9月には「KARTE」で培ったデータ解析基盤をプロダクトアナリティクスに活かす「Wicle」のβ版提供を開始した。さらに同9月には、プレイドからスピンオフしたCODATUMが、次世代BIツール「Codatum」を公開した。

今後もグループ全体で、コアバリューである1st Party Customer Dataの価値を最大化し、“顧客中心主義時代における企業の唯一無二のパートナー”となるためのプロダクト開発と支援体制の拡充を進め成長を図るとし、その成長の先に、データとテクノロジーを通じてエンドユーザーに心地よい体験を届けたいと願い働く人々が創造性を最大限に発揮し、1人でも多くのエンドユーザーが心地よく自分に合った体験を享受できる社会の実現を目指していく考えを示した。

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