2024.10.09

嚥下食・高齢者食の七日屋、フレンチと和食の巨匠が監修 3年後に売上2億円狙う

0

柾谷知輝共同CEO

嚥下(えんげ)食、介護食、高齢者食の企画・開発・販売を行う七日屋は9月17日、高齢者食ブランド「100歳ごはん」から、フレンチ界の巨匠である坂井宏行シェフが監修した嚥下食メニューを発売した。今年8月には、和食界の巨匠として知られる道場六三郎氏が監修したメニューも発売している。

柾谷知輝共同CEOは、「道場さん、坂井さんが監修した商品も含め、初年度のEC売上高は2000万円を目標としている。3年後には年間で2億円のEC売上高を目指していきたい」と意気込みを話す。

七日屋は今年6月、味にこだわった嚥下食などの販売を開始した。同8月には、和食界の巨匠である道場六三郎氏が監修したやわらか食「道場六三郎100歳ごはん/やわらか仕上げ」を発売した。そして同9月には、「坂井宏行100歳ごはん/えんげ食フレンチ」を発売した。


▲『坂井宏行/100歳ごはん/フレンチえんげ食』

一般的な嚥下食は飲み込みやすいように、ムース状にしたり、とろみを付けたりすることで、食塊のまとまりやすさなどを調整する。だが、同社は監修に坂井氏を迎えたことで、飲み込みやすく、見た目も華やかなフレンチの嚥下食の開発に成功したという。

「当社の嚥下食の強みはやはり、坂井氏と道場氏が監修していること。ドロドロした嚥下食のイメージを変えることができると思っている」(柾谷知輝共同CEO)と話す。


▲「道場六三郎100歳ごはん/やわらか仕上げ」

商品は「自社ECサイト」のほか、「アマゾン」「楽天市場」でも販売する。「楽天市場」では、50~60代の女性が購入するケースが多い。「アマゾン」では、女性客のほか、男性客の商品購入も多いという。

「『楽天市場』『アマゾン』と店舗によって違いがあるため、店舗ごとに販売する商品を変更したりして、差別化を図っていく」(同)と説明する。

自社ECサイトへの集客方法は、実際に手を動かしながら最善の方法を模索していくという。

「巨匠2人の知名度を活用して、ブランドの認知拡大に注力していきたい。今後はテレビ通販なども行っていく予定だ」(同)と話す。

無料メルマガ会員登録   毎朝、最新ニュースやおすすめ記事を配信         

登録することで、個人情報保護方針に同意したものとみなされます。
会員登録後にメルマガの配信を停止することもできます。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事