2024.08.23

「Yahoo!ショッピング」、2024年上半期の『7大トレンド』解説 「上半期売れ筋商品」も発表

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LINEヤフーはこのほど、「Yahoo!ショッピング」の「2024年上半期の7大トレンド」と「上半期売れ筋商品」を発表した。手軽に利用可能となった「電動キックボード」や2024年1月公開の大ヒット映画「ハイキュー!!」関連商品などが注目を集めた。

LINEヤフーは、「Yahoo!ショッピング」における2024年1月1日~6月30日の販売実績に基づき、独自に選定した「2024年上半期の7大トレンド」として、「①VR(バーチャルリアリティ)」「②電動キックボード」「③ハイキュー!!」「④メンズコスメ」「⑤韓国コスメ」「⑥スマート家電」「⑦防災グッズ」を挙げた。



それぞれのトレンドについて、市場および「Yahoo!ショッピング」での動きを以下のとおりまとめている。


【VR(バーチャルリアリティ】

日本国内のメタバース市場規模(インフラ、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの合計)は、2024年度に約5000億円を見込んでおり、2027年度には2兆円を超えると予測されている。VRデバイスの1つである「ヘッドマウントディスプレイ」の「Yahoo!ショッピング」におる取扱高は、前年同時期と比較すると約5.2倍に伸長しており、コンシューマー領域においても注目度の高まりがうかがえる。


【電動キックボード】

2023年7月から電動キックボードなどに関する改正道路交通法が施行され、これまでは原付バイクまたは自動車と同じ扱いだった電動キックボードは、一定の基準を満たす場合「特定小型原動機付自転車」と定義し、16歳以上であれば運転免許がなくても運転が可能になった。その影響もあってか、「Yahoo!ショッピング」の「電動キックボード(特定小型原動機付自転車)」カテゴリーの取扱高は、前年同時期比で約10.0倍に大きく伸長した。


【ハイキュー!!】

バレーボール部の活動に打ち込む高校生たちの姿を描いた少年漫画作品「ハイキュー!!」の劇場版が2024年2月に公開され、瞬く間に興行収入100億円を突破。このヒットに合わせてか、漫画原作やアクリルスタンド、キーホルダーなど関連グッズの取扱高は前年同時期比で4.2倍に大きく伸びている。


【メンズコスメ】

新型コロナウイルス禍の外出自粛やマスク着用で、化粧品市場全体はやや落ち込んでいたが、そのような中でも男性用化粧品市場は右肩上がりで成長を続け、2017年から2022年までの5年間で約1.5倍の376億円に規模を拡大した。「Yahoo!ショッピング」においても「メンズスキンケア、メイク」は前年同時期比の取扱高が1.2倍、さらに細分化したカテゴリでみると、「パック」は約2.3倍、「美容液」は約1.7倍に伸びている。


【韓国コスメ】


韓国コスメの市場規模は、2019年から徐々に成長し、2023年には約6倍の約313億円規模に成長した。「Yahoo!ショッピング」においても、2019年と2023年を比較すると取扱金額は2倍以上になっており、2024年上半期においては、さらに前年同時期比で約1.2倍に伸長している。


【スマート家電】


国内IoT市場の企業を含むユーザー支出額は、2023年の実績は約6.4兆円。2028年には9.4兆円規模に達すると予測されている。「Yahoo!ショッピング」では、既存の家電をスマート家電化できるリモコンやハブなどアイテムが売れ筋になっており、スマート家電関連商品の取扱高は前年同時期比で2.1倍に伸長している。


【防災グッズ】


2024年1月に発生した「能登半島地震」や4月の「台湾東部沖地震」などの影響もあり、「Yahoo!ショッピング」における非常食や持ち出しセットなどの防災グッズの取扱高が前年同期比の2.5倍に大きく伸長している。LINEヤフーが運営する防災・復興支援等に特化した商品を届けるコマースサイト「エールマーケット」では、大切なひとに防災食や防災用品を“おくる”ことを提案する企画「#おくる防災」を2021年から開始しており、賛同企業とともに災害用の備蓄率向上を目指している。

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