2024.06.18

共創型M&AのMOON-X、22億円の資金調達を実施 累計調達額は合計57億円に

“共創型M&A”を推進するMOON-Xはこのほど、シリーズC追加ラウンドにおいて、Samurai Incubate Fund 7号投資事業有限責任組合、八十二サステナビリティ1号投資事業有限責任組合、未来創生3号ファンドから、合計22億円の資金調達を実施した。調達した資金は、さらなる共創型M&Aの推進、人材採用の加速と海外拠点の拡張に活用する。

MOON-Xは、「ブランドと人の発射台」をミッションに掲げ、さまざまな経験を持つプロフェッショナルな人材が集まり、共創型M&Aを通じてグループに参画したブランドの育成、他社ブランドのDX・成長支援など、テクノロジーを活用し、ブランドをエンパワーする事業を展開してきた。

このほど、シリーズC追加ラウンドにおいて、サムライインキュベートが運営するSamurai Incubate Fund 7号投資事業有限責任組合、八十二インベストメントが運営する八十二サステナビリティ1号投資事業有限責任組合、スパークス・アセット・マネジメントが運営する未来創生3号ファンドから、合計22億円をエクイティファイナンスにより調達した。これによりシリーズCラウンドの現時点での資金調達額合計は57億円となった。



MOON-Xでは2024年、これまで調達した資金を活用し、3月に「まごころをこめたモノやサービス」の提供を追求し、ヘルス&ビューティーケアを中心とした製品の企画・開発・販売を手がけるレバンテを新たにグループに迎えた。

2022年にグループインしたベビー&マタニティブランド「kerätä(ケラッタ)」は楽天市場において昨対比200%以上の成長を遂げ、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2023 ベビー・マタニティジャンル賞」を獲得するなど、順調に推移しており、MOON-Xブランドのアジア圏での売上拡大を目指し、2024年3月には中国最大級のECモール「Tmall(天猫)」で販売を開始。4月には韓国にMOON-X KOREAを設立した。

今後もさらなるミッションの実現を加速すべく、今回調達した資金をもとに、プロフェッショナルな人材の採用や、共創型M&Aによるブランドの拡充、販売チャネルや展開国の拡大に取り組むことで、日本のみならず、世界中にファンを持つブランド群の確立を目指す考えを示した。

ミッションである「ブランドと人の発射台」の実現と、地方を含めた日本経済への貢献を目指す。

本取り組みについて、MOON-X 代表取締役社長兼CEO 長谷川晋氏は、「本年初めに調達した資金も活用し、この半年はスピード感を持って共創型M&Aの推進、人材採用の加速、そして海外拠点の拡張に取り組んでまいりました。その結果、レバンテという素晴らしい会社がグループに参画し、国内外で多くの優秀な仲間が集まり、既存事業を含めて各事業がそれぞれの個性を活かしながら大きく飛躍しました。MOON-Xのミッションである『ブランドと人の発射台』の実現に向け、チーム一丸となって着実に前進していることを実感しています。そんな中、シリーズC追加ラウンドにて、信頼できるパートナー様からさらなる支援を頂戴し、大変嬉しく思います」と話す。


▲MOON-X 代表取締役社長兼CEO 長谷川晋氏

さらに「今後も共創型M&Aを通じて多くの皆様に愛されるブランドを築くことで、お客様に日々の生活の中でワクワクや豊かさを少しでも多く感じていただけるように、そして地方を含めた日本のコミュニティや経済の発展に貢献できるように、取り組みを加速させてまいります。引き続き、応援の程、よろしくお願い申し上げます!」とコメントした。

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