2024.05.08

「LOCAL GROWTH CONSORTIUM」が発足イベント開催 地方企業の全国展開や世界進出を支援

発起人の5人。写真左からクロスメディアグループ 代表取締役 小早川幸一郎氏、SUPER STUDIO 取締役CRO 真野勉氏、ソウルドアウト 専務取締役 COO 北川共史氏、ロケットスター 代表取締役社長CEO 荻原猛氏、PR TIMES 代表取締役社長 山口拓己氏

クロスメディアグループは4月25日、SUPER STUDIO、ソウルドアウト、PR TIMES、ロケットスターと共同で立ち上げた、地方企業の全国展開、世界進出をサポートする団体「LOCAL GROWTH CONSORTIUM(ローカルグロースコンソーシアム)」の発足イベントを開催した。

「LOCAL GROWTH CONSORTIUM」は、クロスメディアグループ、SUPER STUDIO、ソウルドアウト、PR TIMES、ロケットスターの想いを共にする5社が、それぞれの専門領域から地方企業の商品・サービスの全国展開、世界進出を支援する団体。4月25日に発足イベントを開催し、その様子のレポートを公開した。

発起人となる、クロスメディアグループ 代表取締役 小早川幸一郎氏、SUPER STUDIO 取締役 CRO 真野勉氏、ソウルドアウト 専務取締役 COO 北川共史氏、ロケットスター 代表取締役社長CEO 荻原猛氏、PR TIMES 代表取締役社長 山口拓己氏が登場した同イベントは、リアル会場・オンライン含め、全国から300名以上が参加した。

イベントの冒頭に、発起人を代表してクロスメディアグループ小早川代表があいさつした。


▲クロスメディアグループ 代表取締役 小早川幸一郎氏

「日本の地方企業の潜在能力を信じ、その潜在能力の開花を支援したいという思いを持った5社が集まり、団体を立ち上げた。5社は事業領域も専門領域も違い、それぞれの領域から地方企業の全国展開や世界進出を支援できる。インターネットや物流などのインフラが世界の隅々まで整い、誰もがスマホを手にする現代においては、地方においてもその魅力を伝えることができれば、多くの人に商品を手に取ってもらい、サービスを利用してもらうことができる。その結果としてその土地独自の価値を求めて日本中、世界中から人々が訪れるようになる。そういった世界を実現したい」(小早川代表)と話す。

トークセッション1では、兵庫県を拠点に洋菓子ブランドを展開するシュゼット・ホールディングス 代表取締役社長 蟻田剛毅氏をゲストに招きし、「LOCAL GROWTH CONSORTIUM」の発起人であるPR TIMES 代表取締役 山口拓己氏と、「ギネス8連覇。世界一のパティシエ輩出。海外展開。地元兵庫から世界に挑み続ける洋菓子店の戦略とは」をテーマにトークセッションを行った。


▲ゲスト参加したシュゼット・ホールディングス 代表取締役社長 蟻田剛毅氏(左)とPR TIMES 代表取締役 山口拓己氏(右)

「アンリ・シャルパンティエ」など、4つのブランドを持つシュゼット・ホールディングスが、世界で活躍するために大切にしている経営理念や、それを全社に徹底するために行っていることなど、様々な有益な話が展開された。

トークセッション2では、宮崎県の食品EC「タマチャンショップ」を運営する九南サービス 代表取締役 田中耕太郎氏をゲストに招き、「LOCAL GROWTH CONSORTIUM」の発起人であるSUPER STUDIO 取締役CROの真野勉氏と、「宮崎から全国へ。“顧客も従業員の1人”ファンマーケティングで広げるEC戦略とは。」をテーマにトークセッションを実施。「食に楽しみと発見を 食のワンダーランドの創造。」というビジョンや、「しあわせ食を、九州から。」という食品ECの中でも「タマチャンショップ」の独自性やこだわりに関する話が展開された。セッションの後半では、大手ECプラットフォームと自社ECの使い分けやその意図、世界進出についても語った。


▲ゲスト参加した「タマチャンショップ」を運営する九南サービス 代表取締役 田中耕太郎氏(右)とSUPER STUDIO 取締役CROの真野勉氏(左)

トークセッション3では、岩手県の水産加工会社の津田商店 代表取締役社長の津田保之氏をゲストに招き、「LOCAL GROWTH CONSORTIUM」の発起人であるソウルドアウト 専務取締役COO 北川共史氏、およびロケットスター 代表取締役社長CEO 荻原猛氏と、「創業90年の釜石の水産加工業者が消費者向けの直販事業の立ち上げを行った裏側について」をテーマにトークセッションを行った。


▲津田商店 代表取締役社長の津田保之氏(左)

50年以上にわたり、全国の学校に給食用の魚を提供するビジネスを続けてきたが、東日本震災により施設が全て流されたことが、続けてきたビジネスを見直す転機となったこと。コロナ禍で学校が一斉休校になり、学校給食ビジネスの売上が3カ月間ゼロになってしまったことが、ECでの直販事業「こどもようおさかなさん」を立ち上げ、挑戦するきっかけとなったことなど、ビジネス環境の変化に応じたリアリティのある経営判断に関する話が展開された。

「LOCAL GROWTH CONSORTIUM」では、今後も定期的にセミナーやイベントなどの開催を予定している。さらに「LOCAL GROWTH CONSORTIUM」公式Webサイトでは、最新の活動に関する情報を発信するとともに、地方発全国、日本発世界に挑戦するさまざまな地方企業の取り組みやストーリーを伝えていくとしている。




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