2024.05.01

ベルーナ、迅速・安価な物流代行が好評 新規獲得からインフラまで一気通貫支援

ベルーナは2300万人以上の会員基盤を持つ通販事業で培った物流やコールセンターといったインフラサービスから、同梱広告などによる新規顧客獲得まで一気通貫で支援できる体制を整えている。近年はデジタル施策に注力してきたD2C企業のオフラインでの新規獲得から、インフラ支援まで包括的に支援する事例が増えている。

物流代行サービスでは自社通販のリソースやノウハウなどを活用し、迅速な配送、コストメリット、きめ細やかな同梱対応などを提供している。2023年8月には、埼玉・比企郡にある物流センター「吉見ロジスティクスセンター」を増築しており、物流代行のキャパシティや機能を拡張している。


▲2023年8月には、埼玉・比企郡にある物流センター「吉見ロジスティクスセンター」を増築

「スケールメリットを生かしたコストの抑制に加えて、長年の通販事業で培ったノウハウを用いて作業コストを効率化しており、導入企業にも条件の良い価格を提供できていると思う」(BBS事業部 部長 長岐倫志氏)と話す。

物流センターを自前で設置している点も、倉庫を借りて運用している3PLよりコスト面で優位性がある。

庫内作業の効率化は、通販事業のノウハウが生かせる点だという。

「スタッフの作業の効率化はもちろん、効率をより高めるために梱包する箱のデザインから提案させていただくこともある。テープの代わりに送り状で封をすることで梱包の工程を削減するケースもある」(同)と話す。


リソース生かし迅速配送


さらに自社通販や受託企業によって多くのスタッフを抱えており、導入企業の出荷の波動を吸収できる点も強みだ。

「3PLに委託していると、年末年始のセールが重なる時期など、出荷しきれない、または出荷上限を設けているケースもあると聞く。当社では基本的に出荷しきれないということがないように対応している。受託倉庫では、1人のスタッフが複数案件対応できるように教育しており、注文が集中するときはスタッフを柔軟に配置している。1日3回、各案件の出荷の進捗状況を現場の管理者がすり合わせしており、状況に応じてスタッフの配置を調整している。また自社通販のスタッフに応援を頼むことも可能だ」(同)と話す。

自社通販で培った同梱物対応も強みだ。

「当社では細かな同梱物に対応できる。リピート通販のお客さまには、定期購入の初回、2回目など、さまざまな条件に応じて同梱物を出し分けできる。自動丁合機も導入して効率化も図っている」(同)と話す。


▲自動丁合機を導入

自動丁合機以外にも自動梱包機なども導入しており、導入企業の事業成長やニーズに合わせて、アナログと機械を使い分けているという。


配送のコストやリードタイムを考えて、関東に物流拠点を設けたい企業や、同梱物などのサービス品質を高めたい企業などからの物流受託が増えている。

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