2024.04.22

卸売・仕入ワンストップ取引のgoooods、6.7億円を調達 B2Bコマースプラットフォームの強化に充当

B2Bコマースプラットフォーム「グッズ」を提供するgoooodsは4月18日、2度目となる資金調達ラウンドの1stクローズにおいて、Angel Bridgeなどから6.7億円の資金調達を実施した。調達した資金は、「グッズ」のさらなる進化に活用する。

goooodsは、巨大な卸売産業で新規取引先がみつかる「マーケットプレイス機能」、高度な受発注・経理業務DXで「バックオフィス業務自動化」を同時実現できるワンストップB2Bコマースプラットフォーム「グッズ」を提供している。





このほど、2度目となる資金調達ラウンドの1stクローズとして6.7億円の資金調達を実施した。本ラウンドを主導したAngel Bridgeに加え、 既存投資家であるXTech Ventures、Vela Partners、Incubate Fund USが参加した。

店舗・ECに並ぶ商品を仕入れて販売するB2B領域である卸売産業は、非常に裾野が広く、数兆円から数十兆円にも及ぶカテゴリが連なる巨大な産業だ。一方で、日本の労働生産性を示す基準は、米国の3分の1程度とされており、デジタル化の普及による効率化の余地が多く残されている。



goooods今回は調達した成長資金を活用し、卸売・仕入が簡単に完結できるプラットフォーム、さらに労働集約的な状況にならざるを得ないブランドとバイヤー向けワンストップコミュニティとして、「グッズ」の進化を図るとしている。

今回のラウンドをリードしたAngel Bridgeは、「巨大なB2B卸業界の変革を目指すgoooods社に投資いたしました!B2B卸業界では中小の小売店・メーカーが数多く存在していますが、いまだにアナログ作業が根強く残り、受発注作業や資金繰りに追われ、作業が深夜に及ぶことも多いのが現状です。その状況を打破すべく、連続起業家である菅野さん、松本さんのリーダーシップのもと、圧倒的なスピード感で魅力的なプラットフォームを構築し、数千を超える小売り業者、ブランドを獲得できています。情熱を追いかける人々の挑戦を支えることで産業全体の成長を目指すグッズ社の挑戦を弊社としても全力で支援してまいります!」とコメントした。


▲特設サイトを開設

本ラウンドの発表にあわせて公開した特設サイトでは、最新のアップデートを盛り込み、「グッズ」の顧客事例、生成AIの事業実装などのテクノロジー活用、顧客の成功を支えるチームについての情報も掲載している。



卸売産業にはすでに豊かな人間関係が存在し、セラー・バイヤー間にB2Bのコミュニティが形成されているとし、「グッズ」では、正社員・パートタイム・業務委託の人たちを1つのコミュニティとして捉え、中長期での産業改革を推進する。

さらにオンライン卸売サイトにとどまらず、産業のオペレーティングシステムの長期的な確立を図っている。卸売産業は巨大であるものの、営業利益率は相対的に低いセクターであるとし、ワンストップで課題解決できるプラットフォームを提供し、社員1人あたりが奉仕できる顧客数の最大化に努める。

これらを実現するため、SO(ストックオプション)は標準比のおよそ2倍を準備し、“Everyone, entrepreneur - 市井の人々のアントレプレナーシップ最大化”のミッションを粘り強く実現していく考えを示した。




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