2024.04.22

BEENOS、越境EC物流を最適化 催事など現地マーケティングも支援【越境EC特集2024】

BEENOS 直井聖太CEO

越境EC支援大手のBEENOSは、グループ会社を通じて海外転送サービス「転送コム」や、購入代行サービス「Buyee(バイイー)」に加えて、国際配送代行などの物流サービスや催事などのマーケティング支援サービスなどの提供にも力を入れている。物流単体で支援することも可能で、地域やプラットフォームに合わせて最適な配送方法を提案できるという。

購入代行「Buyee」では、BEENOSグループが海外購入者に代わって日本で商品を購入し、海外に配送しているため、多様な国・地域に合わせた配送方法に熟知している。

「自分たちが荷主になり、さまざまな国・地域にどうやったら送れるかを試行錯誤してきた。そのため、さまざまなプラットフォーム、さまざまなエリアに最適な送り方で送ることができる。その経験をもとに日本企業の国際配送を支援している。物流会社のサービスだとある程度のロットがないと受けてくれないケースがあるが、当社は小ロットからでもお受けできる」(直井聖太CEO)と話す。

同社は日本のさまざまなIPを持つ企業やアニメ関連企業、VTuber事務所、K‐POP事務所、伝統工芸、スポーツ関連商品などの越境ECを支援している。自社でも日本のIPを活用したコスメブランドを展開しており、米国などで販売実績を積み上げている。

「日本企業が自社のブランドを海外展開しようと思うのであれば、越境ECだけではなく、リアル展開やSNSなどでの認知向上策も検討すべきだ。当社では自社の経験も生かし、越境ECだけではなく、現地での催事への出店や、リアル店舗へ流通させる支援も行っている。当社も戦略面で支援するが、頭だけで考えても分からないことは多い。実際、催事などで反応を確かめることで大きなヒントが得られる」(同)と話す。

今後、さらに物流やマーケティングの支援サービスを拡充していく。

「特に物流に危機意識を持っている。海外顧客にもっと日本の商品を買ってもらうためには、送料はもっと安くできないといけない。そのための方法を検討している」(同)と話す。



■【越境ECトレンド分析】海外進出は不可避の選択肢に!?米国、中国、東南アジアの傾向は?
https://netkeizai.com/articles/detail/11331

■ECソリューションマップ2024【越境EC編】有力サービス紹介<カオスマップ付>
https://netkeizai.com/articles/detail/11332








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