2024.04.20

家事代行のベアーズ、日用品の自動代理発注サービス提供 ホームセンター大手のカインズと提携

家事代行サービスを提供するベアーズは4月18日、カインズと提携し、家事代行サービスを定期利用する顧客を対象に、家事代行に出向いたスタッフが日用品の代理発注を自動で行うサービスの提供を開始した。「日用品・消耗品の在庫管理、買い物が負担となっている」といった顧客のニーズに対応を図った。

ベアーズは、自社の家事代行サービスを定期利用する顧客を対象とした日用品の自動代理発注サービスを開始した。本サービスは、家事代行を行う「べアーズレディ」が、毎回の家事代行サービス時に購入商品リストに登録されている日用品の在庫をチェック。残量が不足している場合は、利用者に代わって該当商品を発注する。定期訪問する「ベアーズレディ」が、利用者宅の日用品在庫を直接目で見て確認し、そのまま発注できる点が最大の魅力となる。


▲ベアーズとカインズの連携イメージ

ベアーズでは年間55万件超のサービスを提供しており、利用者の買い物の悩みは少なくない。家事として具体的な名称は付されていないものの、生活する上で必要とされる細々とした「名もなき家事」の中でも、「消耗品の替え」「買い物」は上位に挙がっている。

これまで利用者宅で日用品の在庫が不足した場合、利用者から依頼を受け、「ベアーズレディ」が購入代を預かり、最寄りの店で買い物を代行するケースもあったが、時間効率を重視する家事代行サービスにおいて、非効率であることや小銭のやり取り等の問題もあり、より効率的なサービス提供を模索してきた。

このたび、顧客向けスマートフォンアプリ「ベアーズ」、およびスタッフ向けワークアプリ「マイベアーズ 」と、商品の検索や取り置き等ができる「カインズオンラインショップ」の一部機能でAPI連携したことで、ベアーズが提供する家事代行サービスにおける日用品の在庫管理・買い物が実現可能となった。


▲ベアーズスタッフ向けワークアプリ「マイベアーズ」のイメージ

自動代理発注サービスでの商品発注は、スタッフ向けワークアプリ「マイベアーズ 」により行う。注文情報は自動的にカインズに送られ、利用者の自宅に商品が届く仕組みだ。「ベアーズレディ」の入室時、退室時に在庫確認のアラートが出るため、確認漏れの心配もない。商品リスト・上限金額は利用者がスマートフォンのアプリから設定できるほか、利用者宅を訪問するコーディネーターもしくは、サポートデスクスタッフが代理で引き受けることもできる。

「日用品・消耗品の在庫管理、買い物が負担となっている」「すべての家事をベアーズにまかせたい」「忙しくて買い物に行く時間がない」といった顧客の声に応えるため提供に至ったとし、人・アナログの力をITとかけ合わせることで、顧客の暮らしに寄り添い困りごとに応えるサービスをワンストップで提供し、忙しく過ごす顧客が自分らしく生きるための自由な時間を創出する。



ベアーズは、家事代行の領域にとどまらず、暮らしの“困った”をすべてサポートする暮らしサポート企業となることを2020年10月に宣言し、フリマ出品代行や引っ越し、庭木の剪定等、暮らしサポートサービスの拡充を行っており、アプリでの取り扱いサービスのさらなる拡大も予定している。

今後も質の高いサービスを安定的に届ける体制づくりを強化し、利用者の暮らしに寄り添う「安心」「安全」「快適」「便利」なサービスを通し、「誰もが自分が思い描いた暮らしをおくることができる社会づくり」に貢献するとともに、安定した質の高いサービスで多様化する顧客ニーズを叶えていく考えを示した。




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