2024.03.16

日本酒専門店「さくら酒店」、火災乗り越え新サイト開設 マイナス5度の日本酒を普及へ

WEB事業部主任 大角昌弘氏

日本酒専門店のさくら酒店は2024年1月22日、ベストコンディションのまま全国に届けるため、「マイナス5度」での品質管理を徹底した日本酒を販売するECサイト「零下-REIKA-(レイカ)」をオープンした。

同社は、創業10周年を目前に控えた2022年11月27日、火災によって自社のマイナス5度の保冷庫と本社のほとんどを焼失したという。

焼け残った日本酒をボランティアと共に救い出し、再起をかけてクラウドファンディングを実施したそうだ。約2週間で1484万円を超える支援が集まったとしている。

その後、営業を再開。2024年1月には自社ECサイトのリニューアルを行い、新サイト「零下-REIKA‐(レイカ)」を開設した。

火災被害からの復興にあたり、これまで徹底してきた「日本酒の管理」の大切さをより多くの人に伝えたいと考え、マイナス5度での管理にこだわる姿勢を前面に押し出した、新しいオンラインショップをオープンすることに決めたという。


▲リニューアルした新サイト

同サイトでは、同社が創業以来、最もこだわってきたという「マイナス5℃」の品質管理をさらに徹底し、より品質の高い日本酒を販売するという。

EC事業を担う、WEB事業部主任の大角昌弘氏は、「みなさんの『外さない酒屋』になりたい」と語っている。

「さくら酒店のECで販売している日本酒は、『頑張った時のご褒美』『ハレノヒの記念』『贈答品』といった消費スタイルの中で選ばれることが多いと分析している。それぞれの機会にぴったりな日本酒を提供できる『外さない酒屋』を目指し、オンラインでの購買体験を作っていきたい」(同)としている。




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