CXM（顧客体験マネジメント）クラウド「EmotionTech（エモーションテック）」を提供するEmotion Techは6月22日、CX（顧客体験）プラットフォーム「KARTE（カルテ）」を提供するプレイドと共に、スマートフォン向けネイティブアプリを提供する事業者向けのCX簡易診断サービス「Simple CX Survey for App」の提供を開始した。8月末までの申し込みに限り無料で提供する。
「Simple CX Survey for App」は、調査設計やアンケートの作成、集計などの工数をかけずに、アプリ上でCX調査が可能なサービス。用意されたタグを設置し、簡単な設定を行うだけで、希望のページにアンケートをポップアップ表示することができるという。アンケートの結果を集計したレポートでは、顧客がどの体験を魅力的と感じてアプリの利用を続けるのか、一方どの体験が顧客の不満を募らせてしまっているのかを、明確に特定することが可能としている。また他社平均データと比較し、自社アプリの強みや弱みを把握することもできるという。
サービスのフローアプリに訪れたユーザーに回答を求めるアンケートは、NPS（ネット・プロモーター・スコア）を中心とした数分程度で完了する簡単なもので、レポートを作成するための十分な情報を得ることができるとし、ユーザーへの回答負担にも配慮している。
Emotion Techとプレイドは、CX向上を軸とした戦略的パートナーシップを2020年5月に締結しており、「Simple CX Survey for Appはその第二弾となるサービス。「Simple CX Survey for App」提供に至った理由として、ニールセンデジタルが2020年3月に発表した調査結果を提示。18歳以上の男女におけるスマートフォン利用時間のうち92％はアプリが占めており、1ヶ月に1回以上利用されるアプリの数は平均34.6個で、昨年比で約4個増加しているとし、アプリ専業の事業者はもちろん、企業と顧客の重要なタッチポイントとして存在感を増す状況を踏まえ、アプリ利用者のCXを正しく計測、理解して課題を見つけ、アプリの改善活動のヒントにしてほしいとしている。
