2024.01.24

相鉄グループ、物流施設の開発事業に進出 第1号「CREDO羽村」が起工

「CREDO羽村」起工式の様子。クレド・アセットマネジメント 代表取締役社長 塩田徳隆氏(左)、相鉄アーバンクリエイツ 社長 左藤誠氏(右)

相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツとクレド・アセットマネジメントは1月16日、東京都羽村市に共同で開発中の物流施設「CREDOクレド羽村」の起工式を実施した。相鉄グループとして初めての物流施設開発案件となる同施設は、各種道路へのアクセスに優れ、同エリアで希少な1社占有が可能、最寄駅から徒歩圏内の通勤のしやすさ、倉庫業および運送業許可の申請が可能などの特徴を備え、2024年11月の竣工を予定している。

相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツとクレド・アセットマネジメントはこのほど、相鉄グループ初の物流施設開発案件「CREDOクレド羽村」の起工式を行った。

相鉄グループは、「長期ビジョン“Vision2030”」において、「不動産事業の抜本的な強化」を戦略的な取り組みの1つとして位置付けている。新横浜駅前や代々木上原駅至近のオフィスビルなどを取得するなか、開発・投資対象アセットの幅をさらに広げるべく、EC需要の拡大などにより今後も堅調な需要が見込まれる物流施設の開発事業に進出した。

共同開発するクレド・アセットマネジメントは、不動産アセットマネジメント会社として、特に物流施設の開発・運営に関する豊富な知見とネットワークを有しており、今回の開発では、土地のソーシングや施設の企画立案を含む、開発のプロジェクト・マネジメント全般からリーシングまでを担う。

「CREDOクレド羽村」(東京都羽村市)は、首都圏中央連絡自動車道「青梅IC」から約6km、中央自動車道「八王子IC」から約11kmに位置している。圏央道経由で東名高速道路や中央道、関越自動車道へのアクセスにも優れ、広域配送拠点として利用できる他、国道16号に近接し神奈川県や東京都西部への配送拠点として活用できる。


▲「CREDO羽村」の外観(イメージ)

西多摩エリアは製造企業が集積し、機械・自動車・電子部品などを扱う企業が数多くあり、同エリアにおいて希少な一社占有が可能な物流施設という特徴も備える。倉庫業だけでなく、運送業の許可申請を行うための施設要件も満たしていることから、運送事業の拠点としても利用できる。


▲「CREDO羽村」のエントランス(イメージ)

JR東日本 青梅線「羽村駅」から徒歩約13分(約1km)の位置にあり、電車による通勤が可能である上に、近隣には住宅地が広がっており、雇用面からも好立地にある。共用部や建物内外のデザインに「MOTIVATION & WELL-BEING」のコンセプトを掲げ、自然素材や植栽、上質感のあるデザインや仕上げ材の採用などで、明るく清潔感のある雰囲気の醸成、働きやすい環境づくりを実施する。


▲「CREDO羽村」の位置図

環境面では、屋上に太陽光発電システムを導入し、発電電力の一部を館内に供給。テナントによる再生可能エネルギーの利用を可能にし、CASBEE認証Aランクなど環境認証の取得を見込んでいる。

敷地面積は7213㎡(2182坪)、延床面積は1万5248㎡(4613坪)で、竣工は2024年11月の予定。

相鉄アーバンクリエイツとクレド・アセットマネジメントは今後も継続して協力し、物流施設の開発や取得などを推進していく考えを示した。




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