2024.01.30

NOVASTO、下取り割を実装できるShopifyアプリを2月リリース 「捨てずに売る」仕組みの浸透を促進

小売リユース業界のDXを支援するNOVASTO(ノヴァスト)は1月23日、「Shopify」に下取り割機能を実装できる専用アプリケーションを開発し、2月1日にリリースすると発表した。商品の下取りをオンラインショッピングでの会計時に提案できるようにし、アパレルを中心とした商品の大量廃棄問題にアプローチする。

小売・リユース業専門クラウド POS「ReCORE(リコア)」の展開を中心に小売リユース業界のDXを支援するNOVASTOは、リユース業界に精通したメンバーが開発したシステムの提供やリユース企業のコンサルティングで培った知識と経験を元に、新たにリユースビジネスへ参入する企業の支援を行う「MEGURU(メグル)」を提供している。

2月1日には、自社ECサイトを簡単に立ち上げられるプラットフォームとして世界的に人気の「Shopify」で利用可能な、下取り割サービスを提供できるShopifyアプリを「MEGURU」のサービスの一環としてリリースする。

本アプリを利用すると、消費者はECサイトで商品を購入する際に、過去に購入したアイテムを下取りに出し、購入商品を割引価格で購入できる。NOVASTOが提供する小売・リユース業専門クラウド POS「ReCORE」にも連携し、仕入れ商品や、顧客から買い取った商品を「Shopify」を用いて作成したECサイトに「ReCORE」から出品、受注管理することもできる。



EC事業者は、「Shopify」の「app store」より専用アプリをダウンロードするだけで、下取り割ボタンが自社ECサイトに表示される。登録商品のmetaフィールド、またはアプリ内設定画面に下取り可否と下取り金額を登録下取り割ボタンを押すと、ユーザーの過去の購入履歴と下取り金額が表示。商品を選択すると、合計金額分のクーポンが自動発行、割引適応される。購入日からの経過日数による割引率の設定(円または%)は自由に設定も可能だ。

下取り商品の発送先をNOVASTOが提供する出品代行サービスにすることで、下取り後の商品管理、再販の手間を一切なくすことができる。下取り商品は出品代行サービスの拠点に届くと、専門チームによる写真撮影、原稿作成などを経て最大7つのECモールに同時出品される。これにより販売販路が最大化されることはもちろん、顧客による下取り商品の管理や面倒な再販にかかる作業が不要になり、よりサスティナブルな運用が実現。循環型小売(サーキュラーコマース)を促進できる。



NOVASTOでは、下取り割アプリを「Shopify」以外のカートシステムにも実装できるよう開発予定とし、より多くのECサイトで下取りが提供される世界を目指す考えを示した。モノが循環する世界の実現に向け、リユースの総合商社としてソリューションを提案していく。







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