2023.12.09

Qoo10、「Z・Y世代女性のネットショッピング調査」実施 約7割が「まとめ買い・セット買い」を経験

インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japanはこのほど、「Z世代とY世代女性のネットショッピングに関する調査」を実施し、その結果を公開した。約7割がネットショッピングでまとめ買い・セット買いをしており、まとめ買いする物1位は「衛生消耗品」なことなどがわかった。

eBay Japanは、全国のネットショッピングでの買い物経験がある女性500人を対象に「Z世代とY世代女性のネットショッピングに関する調査」を実施した。調査期間は2023年11月17日~11月21日。ネットショッピングで発生しやすい購買行動の「まとめ買い」や「セット買い」について中心に質問を行い、15歳~25歳を「Z世代」、26歳~40歳を「Y世代」と定義し、世代間の差も調査した。

同じ商品を複数まとめて買うことを「まとめ買い」、シャンプーとトリートメントなど異なる商品を複数まとめて買うことを「セット買い」と定義し、ネットショッピングでまとめ買いやセット買いをしているかを尋ねたところ、全体で65.2%がまとめ買いやセット買いをしており、セット買いよりもまとめ買いの経験者の方が多い結果となった。

世代別で見ると、まとめ買いとセット買い両方を活用している人の割合は、Z世代(28.8%)よりY世代(37.2%)の方が多い結果となった。一方、セット買いのみしているという人は、Z世代の方が多いことが分かった。



ネットショッピングでまとめ買いするものを尋ねた問い(複数回答)では、1位はマスクやコンタクトレンズ等の「衛生消耗品」(37.4%)、2位は「スキンケア」(35.6%)、3位は「ヘアケア」(35.2%)の結果となった。eBay Japanは、日常的に使用する消耗品をまとめ買いする人が多いと考えられるとしている。



世代別で比較すると、両世代ともにトップ3には全体ランキングと同じ「衛生消耗品」「スキンケア」「ヘアケア」並んだ。Z世代では5位以内に「メイク用品」(29.4%)がランクインした。一方、Y世代では「掃除・洗濯用品」(32.9%)、「食品」(29.0%)といった家事関係の商品がランクインした。



セット買いにおいては、「ヘアケア」がZ世代で44.2%、Y世代で50.9%と両世代で1位だった。シャンプー・トリートメント・ヘアオイルなどを同じブランドでそろえる、同じタイミングで購入る人が多いことが要因と考えられる。その他、セットアップで着用可能な商品等がある「洋服」(Z世代:24.0%、Y世代:22.6%)が、セット買いでは両世代でトップ5にランクインした。



ネットショッピングでまとめ買いする目的を尋ねた問い(複数回答)では、Z世代では「注文の回数を減らす」(54.8%)が1位、Y世代では「単価で見ると安くなることが多いから」(51.6%が1位となった。



ネットショッピングでセット買いをする目的をたずねた問い(複数回答)でも、Z世代は「注文の回数を減らす」(46.2%)が1位、Y世代では「単価で見ると安くなることが多いから(49.1%)と同じ結果となり、Z世代は何度も注文する手間を省くこと、Y世代は価格的なお得さに、より価値を感じていると考えられるとした。



まとめ買いやセット買いをすると、限定の値引き・割引やポイント還元キャンペーンなど、お得に商品を買える場合が多いとし、ネットショッピング時に特典を選べるとしたら「購入額から値引き」か「次回以降使えるポイント獲得」のどちらが良いか尋ねたところ、両世代で「購入額から値引き(Z世代:74.4%/Y世代:76.4%)」が多数という結果となった。



さらに、「ネット限定商品」「ネット限定セット」「ポイント還元商品」のどれが好きかを尋ねたところ、Z世代は約4割が「ネット限定商品」と「ポイント還元商品」に興味を持っており、Y世代では「ポイント還元商品」が好きと回答した人が約5割いることが分かった。



まとめ買いやセット買いをする際の購入を決めるボーダーラインについて、より踏み込んで調査するべく、まとめ買いによって割引もしくはポイントバックが適用される場合に購入点数を増やすかをたずねたところ、8割以上が条件によっては増やすと回答した。



「割引率(ポイント還元率)が大きければ増やす」(32.4%)と回答した人に、どれくらい割引・ポイント還元されたら購入点数を増やすかを聞いたところ、両世代で20%(Z世代:24.7%/Y世代:29.6%)」と回答した人がもっとも多い結果となった。



「購入する物によっては増やす(49.0%)」と回答した人に、どんな物なら増やすのかを質問したところ、実際にまとめ買いされることが多いマスクやコンタクトレンズ、ティッシュ等の「衛生消耗品(Z世代:47.5%/Y世代:40.8%)」、「スキンケア(Z世代:40.8%/Y世代:37.6%)」、「ヘアケア(Z世代:35.8%/Y世代:44.0%)」といった、日常的に使う物が上位に入った。



セット買いについて値段のボーダーラインを探るべく、セット売りされている商品(定価1万円円と仮定)が、いくら値引き、もしくはポイントバックされるとお得だと感じ、買いたいと思うかとたずねたところ、両世代で「1000円以上(Z世代:26.8%/Y世代:25.6%)」がもっとも多い結果となった。



商品購入を決める時に参考になる「レビュー機能」も、ネットショッピングならではの特徴の1つであり、レビューを書くことでおまけやクーポンを獲得できる「レビュー特典」を導入しているショップもある。そこでレビュー特典がある商品を買うとき、どんな特典があればレビューを書くかをたずねたところ、そもそも「レビューは書かない」と回答した人を除き、Z世代の約7割、Y世代の約8割はレビュー投稿に前向きであることが分かった。



レビューを書くきっかけとなる特典内容については、「購入金額の割引」がz世代・Y世代ともに1位だった。購入した物と同じ商品や試供品などが「おまけされたらレビューを書く」と回答した人もいた。



これまでネットショッピングで1番印象に残っている“おまけについて”尋ねた問いでは、“”定番の「○個買ったら○個無料」が嬉しいという声や、セットで使える物がついてきた、おまけが意外と役に立って便利だったという声もあり、値引きやポイント獲得だけでなく、おまけにも価値を感じてショッピングを楽しんでいる人は一定数いるようだとの見解を示した。





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