2023.11.20

日本M&Aセンター、EC業界専門グループ発足 EC事業者のレバレッジ成長を促進

日本M&Aセンター EC業界専門グループ

日本M&Aセンターは11月14日、M&AによるEC業界の成長戦略を支援するため、EC業界に特化した専門グループを発足したと発表した。業界のM&Aを活性化させ、EC事業者のレバレッジ成長を促進する。

日本M&Aセンターは、M&A仲介業のリーディングカンパニーとして、「M&A業務を通じて企業の存続と発展に貢献する」ことを企業理念とし、創業以来累計8000件を超えるM&A支援実績を有している。このほど、M&AによるEC業界の成長戦略を支援するため、EC業界に特化した専門グループを発足した。

経済産業省「令和4年度 電子商取引に関する市場調査」によると、2022年の国内のBtoC-EC市場規模は前年比9.91%増となり、右肩上がりの成長を続けている。地方の特産物や魅力的な商品の拡販において、ECモールは大きな役割を果たしている一方で、小規模EC事業者が圧倒的に多いとし、日本M&Aセンターは、今後のEC業界の発展のためにはM&Aによるレバレッジ成長による事業拡大が不可欠だとの考えを示した。

日本M&Aセンターは、2022年7月にMOON-Xと資本業務提携を締結した。MOON-Xは、自社ブランドの立ち上げ・育成、他社ブランドの成長支援・DX支援、さらに共創型M&Aを通じて加わったブランドの成長まで、テクノロジーを活用して日本のブランドをエンパワーする事業を展開。EC・デジタルやブランディング領域におけるノウハウを有しており、資本業務提携以降、同社はM&で数社を譲り受け、成長を加速している。

日本M&Aセンターは、MOON-X との提携や、EC業界専門グループの支援により、業界のM&Aを活性化させ、EC事業者のレバレッジ成長を促進することで、日本経済の成長や地方創生に寄与するとしている。

日本M&Aセンター EC業界専門グループ リーダー 田中将司氏は、「MOON-XのM&Aのソーシングからエグゼキューションの支援において、多くのEC事業者オーナーと面談を重ねるなかで、EC事業者の創業後の成長フェーズでの課題も見えてきました。事業拡大に必要な資金調達、人材採用、短期的に売れる商品群だけでないブランド形成、組織構築、海外・オフラインへの展開、管理本部機能の強化といった課題を解決し、成長を支援すべく、このたびEC事業者のM&Aを支援する『EC業界専門グループ』を立ち上げました。『EC業界専門グループ』は、EC事業を営む企業のM&A実務経験を豊富に持ち、EC事業、およびM&Aの両面に知見がある5名の組織体制となっております。EC事業者のM&Aにおいて、特有の論点に対応できるメンバーが全力で支援してまいります」とコメントした。

12月13日には、EC業界オーナー向けセミナー「EC事業オーナーなら全員知っておくべき、成長戦略としての『共創型M&A』とは。~統合直後の今しか聞けない M&Aの売り手・買い手双方のリアルな声~」を開催する。第1部の「ECビジネスの経営者100名に聞いた、経営課題TOP10を大公開!」には、日本M&Aセンター EC業界専門グループ リーダー 田中将司氏が講師として登壇する。オフライン、オンラインの同時開催となり、参加費は無料。日本M&AセンターWebサイトのセミナーページにて参加申し込みを受け付けている。




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