2023.06.04

「筋肉食堂DELI」、『サブスクのみ』変更後に売上拡大 「毎日食べて効果を感じてほしい」

筋肉食堂DELIの冷凍弁当(左)と角南皓祐氏(右)

「高タンパク」「低カロリー」の飲食店を展開するTANPAC(タンパック)は2020年、ECサイトを開設し、徐々に売り上げを伸ばしている。コロナ禍に実店舗の売り上げが落ち込んだことを受け、ECサイトを開設した。2022年5月に購入方法をサブスクリプション(サブスク=定期購入)のみに変更したことで、売り上げは好調に推移している。

「筋肉食堂DELI(デリ)」では、「高タンパク」「低カロリー」「低糖質」の冷凍食品を販売している。サイト開設当初は単品で販売していたが、売り上げを継続的に伸ばすために、2022年5月から購入方法をサブスクのみに限定した。


▲「高タンパク」「低カロリー」「低糖質」の冷凍弁当

「健康食品と同じ考え方で、毎日取り入れることで効果を感じられると思っているため、サブスクのみにした」(中食事業部 角南皓祐氏)と話す。

商品ラインアップも飽きを感じさせないように拡充している。豊富なメニューと味付けで、商品を楽しめるようにしている。

例えば、2022年10月にZENB JAPAN(ゼンブジャパン)が販売する「ZENBヌードル」を採用したメニューを開発した。黄えんどう豆100%の麺を使用し、炭水化物に比べて糖質が30%オフになっている。


▲ZENBヌードルを使用したパスタメニュー

タンパク質も豊富で、食物繊維は1食で半日分を摂ることができる。

「罪悪感なくパスタを食べることができるため、女性顧客の開拓にもつながると思う」(同)と言う。

主に男性顧客が多いが、女性顧客へのアプローチも強化している。「ダイエットコース」というセットを用意しているほか、スイーツも販売している。

同社の運営する飲食店には、プロスポーツ選手の来店も多い。プロ選手がSNSなどで情報を発信することで、ファンがECサイトに流入することもあるという。

影響力のあるインフルエンサーとのコラボレーション(コラボ)にも注力している。人気格闘家の朝倉未来氏が監修した限定商品を販売した。食材や味にこだわり、かつてない限定メニューとなり差別化を図った。


▲朝倉未来氏が監修した牛ハラミ肉 コリアンBBQ

2022年8月には、法人向けの福利厚生サービス「筋肉食堂 for Office」の提供を開始した。オフィスでもリモートワークでも利用できるプランを用意しており、「ダイエットメニュー」から「バルクアップメニュー」まで幅広く提供している。


▲オフィスでもリモートワークでも利用できる「筋肉食堂 for Office」

「全国の多くの人に利用してもらうため、バリエーションを拡充し、健康的な体作りをサポートしていきたい」(同)と話している。






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