2023.05.28

カルビー、腸内環境に着目したパーソナルD2C『Body Granola』開始 「初月からコンスタントに受注」と手応え

菓子メーカーのカルビーは4月25日、腸内環境に着目した新たなD2Cサービス「Body Granola(ボディーグラノーラ)」の提供を開始した。ユーザーの腸内環境を検査し、ユーザーそれぞれの腸内フローラに適したグラノーラを、サブスクリプションで提供する。同社では、今後5年間で10万人に、同サービスを利用してもらうことを目標にしているいう。

「Body Granola」は、専用のECサイトから腸内フローラ検査キットを注文し、自宅で採便してポストに投函する。キットによる検査では、ユーザーの腸内について、「ブラウティア」や「バクテロイデス」など6種類の菌の保有割合を判定する。6種類の菌はいずれも、短鎖脂肪酸の産生に関わるといわれている。

検査では、6種類の菌の中で、ユーザーの保有割合が多い三つの菌を判定する。腸内で多い三つの菌に応じて、それぞれのエサとなる素材を含んだグラノーラを、6種類の中から3種類、定期配送する仕組みだ。

グラノーラの組み合わせは57通りに及ぶとしている。


▲「Body Granola」

例えば、「バクテロイデス」が多いユーザーにはイヌリンを多く含んだグラノーラ提供する。「ブラウティア」が多いユーザーには「ハイカカオ」を含むグラノーラを提供するという。

カルビーによると、同サービスの中心ターゲットとしては、腸活にアクティブに取り組む30代前後の女性を想定しているという。

まずは、腸活に興味があるユーザーに、どうすればサービスを認知してもらえるかを知るため、さまざまな広告プランの展開を計画しているそうだ。プロモーションを依頼するインフルエンサーについても、リーチできるターゲット層を踏まえつつ選定を行っているという。

「サービスがスタートして1カ月。まだ広告の露出は本格的に行っていないが、コンスタントに受注が入ってきている。まずは検査結果をスピーディーに提供していきたい」(食と健康事業推進部事業推進課 金子哲也課長)と話している。






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