2023.05.22

キャットタワー専門店「Mau」、猫の「年齢」「サイズ」「飼育頭数」に合わせて商品提案

Mau(マウ)では2009年から、キャットタワー専門のECサイトを展開している。猫の年齢やサイズ、飼育頭数に合わせた幅広い商品の販売や、部品のみの販売を行うことにより、顧客にとっての利便性を高めているようだ。

同社が現在販売しているキャットタワーは、30種類を超えているという。「例えば、『エスカリエ』というキャットタワーは、低い段差と大きなステップ台が特徴となっている。高齢の猫ちゃんや、障害を持った猫ちゃんなど、一般的なキャットタワーでは運動が難しい猫ちゃんでも使いやすくなっている」(小黒由美チーフマネージャー)と話す。

キャットタワーはペットショップやホームセンターの実店舗でも販売されているが、サイズが大きいため、置いてあるラインアップはそれほど多くないことがほとんど。そのため、商品ラインアップを充実させられるECの強みを生かしたのだという。

ECサイトには、複数の商品写真を掲載したり、細かいサイズを記載したりするよう心掛けているという。「キャットタワーは複雑な形をしている。どの部分がどの長さかが分からないと、自宅に置けるかどうかが判断しづらい。そのため、ステップ台の大きさや、台ごとの高さ、ポールの長さなど、できる限りの情報を載せるようにしている」(同)と話す。


▲キャットタワー『エスカリエ』

キャットタワーは組み立て式になっており、ECサイトでは部品のみの販売も行っているという。「一部のポールは、麻糸が巻き付けてあり、猫ちゃんの爪研ぎ用となっている。子どもがステップ台に乗ってしまい、壊れてしまったというケースもあった。そういった需要も踏まえ、サイトでは、ほとんどのパーツを購入できるようにしている」(同)と話す。

今年の夏には新たに、強化ダンボールでできたキャットタワーの販売を開始するという。「ダンボールなので、資源ゴミとして捨てることができる。リサイクルできる商品としての需要はあるのではないか」(同)と話している。





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