2020.05.21

RPAテクノロジーズ、業務自動効率化サービス提供 無料トライアルでRPA遠隔開発を支援

「BizRobo!」の利用イメージ

無料試用可、リモート開発はRPA業界初


RPAテクノロジーズは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション、ソフトウエアによる業務の自動効率化)サービス「BizRobo!(ビズロボ)」を提供している。同サービスは、コーディング(コンピューターが認識できる言語で記述すること)の高度な技術・経験を持たずとも、感覚的なビジュアル操作で、機能の開発・拡張を行えるのが特徴。業務の効率化やリモート化、人件費の削減などにつなげられるという。約1カ月間の無料トライアル導入も可能。テレワークなどのリモート環境下でも、チャットによるサポート付きでRPA開発を始められるという。
 
同サービス導入後、顧客自身が自社の運用に合わせて開発を行っていくという。同社によると、ロボットを1つ作成した導入企業は、年間平均150時間分の業務を効率化でき、工数や人件費の削減にもつながっているとしている。
 
直感的な操作で開発ができるため使いやすく、昨年以来、他社RPAサービスからの乗り換え契約が相次いでいるという。
 
新型コロナウイルス感染症流行の影響で、テレワークを導入する企業が増える中、RPA市場の需要が高まっているという。これから同サービスを導入する場合でも、クラウド上にサーバーを立ち上げたり、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワークの略。安全にデータ通信を行うために構築する。)接続を行ったりすれば、リモート環境下でも、セキュリティーを維持しながら、試験開発を始めることができるという。
 
無料試験導入期間は1カ月間。開発支援体制を充実させており、顧客企業が無料で相談ができるチャットサポートも行う。無料試用可能で、しかもリモート開発支援を行っているというのは、「日本RPA業界史上初」(マーケティング部・櫛島寛生部長)と語る。

IT導入補助金の活用も可能


本格導入にあたっては、①年間90万円から開発可能な「mini(ミニ)」②使った分だけ費用が発生する「DX Cloud(ディーエッスクラウド)」③年間720万円の「BASIC(ベーシック)」――など複数のプランがあり、開発規模やオプションによって価格が変わる。
 
経済産業省が所管する「IT導入補助金」の対象企業であれば、さらにコストを抑えての導入が可能だという。同社のサイトでは、同補助金の取得に役立つノウハウなどを積極的に公開している。
 
ECでは、受発注処理や、商品登録などの分野で活用されているという。「休日にも稼働して受注処理を行えるようになるため、発送までの期間短縮や、機会損失の回避、サービス向上につながる」(同)と話す。
 
同社は、RPAサービスを、システムの一部ではなく、デジタルの「人材」として現場に導入してもらいたいという。企業が自ら育成したRPAが、企業の安定した発展の一翼を担う存在となることを目指しているという。

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