2023.01.28

オイシックス・ラ・大地、フードロス解決型ブランド「Upcycle by Oisix」でチョーヤ梅酒と商品を共同開発

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地は1月26日、アップサイクル商品を開発・販売するフードロス解決型ブランド「Upcycle by Oisix」において、チョーヤ梅酒と共同開発した新商品「梅酒から生まれた しっとりドライフルーツ」の販売を開始した。他社原料のアップサイクル・商品化に初めて取り組み、原料廃棄の課題解決の推進を図る。発売を記念し、梅との新しい出会いを提案する「The CHOYA 銀座BAR」で、同商品を使用した「梅づくし」のアフタヌーンティーメニューを1月29日より期間限定で提供する。

オイシックス・ラ・大地の提供する「Upcycle by Oisix」は、生産現場から購入者に届くまで、一気通貫で「食」に向き合う「Oisix」から生まれたフードロス解決型の食ブランド。見栄えや食感の悪さなどから食品として未活用だった食材をアップサイクルし、おいしく驚きのある新たな食材を生み出している。2021年7月8日のサービス開始から、畑や加工現場で未活用だった食材約71トンをアップサイクルしフードロスを削減した。

このほど、「Upcycle by Oisix」による企業コラボレーション第1弾として、チョーヤ梅酒と共同開発した新商品「梅酒から生まれた しっとりドライフルーツ」の販売を開始した。



「梅酒から生まれた しっとりドライフルーツ」は、旨味が凝縮された、梅酒づくりで使われた梅を丁寧に種抜きし、独自の製法でしっとりと仕上げたドライフルーツ。まろやかな酸味が癖になる一品で、そのまま食べられるほか、ヨーグルトやサラダのトッピング、お菓子の材料としても利用可能。梅の新たな味わい方を楽しめる商品となっている。価格は538円(税込)

チョーヤ梅酒では、紀州産を中心に国産梅を100%使用。生産者と共に土づくりから取り組み、熟度が高く、香り豊かな梅を厳選して梅酒にし、「自然の梅果実全部を美味しく食べていただきたい」と梅をまるごと楽しむことを大切にしている。梅酒に漬けた後の梅は製品に入れたり、そのままで販売などしているが、製品化できなかった余剰の梅は、家畜の飼料や畑の肥料となっていた。

そこで「Upcycle by Oisix」では、梅酒に使用した後の梅を産地で再び買い戻し、生産者が自らドライフルーツに加工することを提案。産地での雇用を確保しながら事業化することで、生産者の収入やモチベーションも向上し、フードロス削減も同時に叶えることができた。

2021年9月より「Oisix」の会員向けにテスト販売を行ったところ、「梅のドライフルーツは初めて。ヨーグルトに一晩つけておくと程よく柔らかくなり、他に甘みを加えなくても美味しい」「歯ごたえがしっかりしており、噛めば噛むほど美味しさを感じられる」と好評を得て、リピート率の高い人気商品となった。

そこでこのほど、正式に「Upcycle by Oisix」による企業コラボレーション第1弾として、食味をさらに向上させ販売を開始した。梅の可能性を追求し、より良く進化させたものをお届けしたいと願うチョーヤ梅酒と、誇りを持って梅づくりをしてきた生産者の想いに応えられる、より環境負荷が低く、新たな価値を加えた商品が生まれたとしている。

オイシックス・ラ・大地が企業との協業で他社の原料をアップサイクル・商品化するのは今回が初の試みとなる。フードロス削減への取り組みの対象を自社サプライチェーンだけでなく、他社や他団体にも拡げ、原料廃棄の課題解決に積極的に取り組んでいくとしている。

今回の「梅酒から生まれた しっとりドライフルーツ」の発売を記念し、チョーヤ梅酒が運営する「The CHOYA 銀座BAR」では、梅づくしアフタヌーンティーのコースを期間限定で展開する。ドライフルーツをコース内の5つのメニューに提案。試作を重ね、両社の思いを伝えられるコースとなっている。また、期間中は店内で「梅酒から生まれた しっとりドライフルーツ」の販売も行う。




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