2022.12.02

【「Bカート」導入事例】ケー・エフ・シーマスディック、アナログ作業をより効率化

ケー・エフ・シー マスディックは1986年に設立し、建築・土木資材などの販売を手掛けている。

トンネル掘削資材部門、建設資材部門、建設工事部門、環境資材部門、ソリューション部門の五つの事業を展開している。主要取引先は、建設会社(ゼネコン)が中心だ。

同社が手掛ける掘削資材は、オーストリアで開発された工法「NATM(New Austrian Tunneling Method)」を用い、国内ではこの工法資材をいち早く取り入れてきた。

トンネル掘削工事は、円形に近い形で掘削した後、下方を埋め戻してトンネルに仕上げるという。日本の国土は山岳地帯が多く、都道府県をまたぐ高速道路や国道などは、必ずトンネルが必要となるため、全国では常時50カ所前後のトンネル掘削工事が行われているという。

特に、北海道では北海道新幹線の開業に向けて、新函館北斗駅から札幌駅までの約200キロの延伸工事の約8割がトンネルとなっている。

トンネルの掘削資材は、グループ会社で製造し、同社が販売を手掛けており、「一貫した流通体制を構築しているのが当社の強み」(営業本部・営業1課・田中有介部長)と話す。

トンネル資材部門の営業社員は4人。従来は、顧客にアポイントを取り、商談後に受注された資材をメモしていた。ほかには、FAXや電話で資材の発注を受け、手書きのメモを見ながら会社に電話をして伝票を手書きで書き起こすというアナログ作業だった。


使いやすい操作性、Bカート管理画面


こうしたアナログの手法をより効率化することを目的に、「トンネル掘削資材部門」で、Daiが提供する「Bカート」を採用した。きっかけは取引先からの紹介だったという。得意先では若手社員がウェブ受注に賛同したということも導入を後押しした。

営業社員は商談中に、「Bカート」から受注を促すような手法に切り替えた。「Bカート」で取り扱う製品の7割が購入でき、購入額は80~100万円だという。

「Bカート」と伝票作成システムを連携させ、注文が入ると伝票が自動的に作成されるため、「当社の手間や発注ミスなどのヒューマンエラーがなくなった」(田中部長)と話す。

また、工事現場は24時間体制のため、ウェブでいつでも注文が可能になったことで注文時に余計な気遣いや、手間を取らせることが改善されたという。「Bカート」の管理画面についても、操作性が高く「使いやすい設計になっている」(同)と話す。


【「Bカート」サービス概要】
「Bカート」は、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス。BtoB特有のさまざまな商習慣に標準対応している。カスタマイズが不要ですぐに利用できる。中小企業から上場企業まで、1000社以上の導入実績がある。現在、35万を超える事業者がBカートで発注を行っている。月額9800円から即日スタートできる特徴もある。





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