2020.01.23

プランクトンR、数年内に年商100億円へ 商品開発や顧客対応も支援、売上4倍に

通販のプロモーション支援を手掛けるプランクトンRはこのほど、数年以内に年商100億円を目指す方針を明らかにした。直近となる売上高の約4倍の規模に急拡大する計画。これまで得意としてきたクリエーティブ制作や広告に加え、商品開発からコールセンター、物流まで支援できる体制を整えた。4月からは「柿尾通販塾」というセミナー型の教育サービスも展開する。

通販に特化したクリエーティブ制作において、大手通販会社100社以上を支援した実績がある。顧客企業の9割以上のレスポンス(反響)を改善したという。19年からは広告代理店事業を強化し、売り上げを伸ばしている。

強みの通販プロモーションに加えて、商品開発、コールセンター、物流を一気通貫で支援できる体制を構築した。新規顧客獲得、LTVを考えた商品コンセプトの立案やコールセンターの運営などを一気通貫で支援できる体制にした。企業の課題に合わせて、一部分だけを支援することも可能だ。

「通販会社が特に困っているのが商品開発。機能性表示食品だからといって売れるわけではない。長年の通販プロモーション支援の実績から”どう売るか”をイメージした商品開発を支援できる」(大久保悠祐社長)と話す。


4月から「柿尾通販塾」


課題を明確化したい通販企業や事業のレベルアップを図りたい通販企業、通販に新規参入したい地方企業などに向けて教育サービスも提供する。

4月から、各分野の専門家から通販事業が学べる「柿尾通販塾」を開催する。公益社団法人日本通信販売協会の元理事を務めた柿尾正之氏を塾長に迎え、大手通販会社の元幹部やコールセンター会社のトップなどが実務的なノウハウや成功企業の実例を解説する。

開催場所は東京と札幌。東京は月1回のペースで継続開催し、札幌は月1回の6回限定で実施する。札幌終了後は北陸や東北など地方都市で6回コースの講座を実施していく計画だ。

「良い商品を持っているが通販のノウハウがなく、ECモールで安売りに甘んじている地方企業は少なくない。ノウハウが行き届かない地方企業の支援にも力を入れたい」(同)と話す。

「柿尾通販塾」の開始に先立ち2月14日、都内・品川で特別セミナー「通販のプロが『本当に売れる』通販商品開発・設計クリエイティブ戦略を大公開」を開催する。40人限定で柿尾氏やベルーナグループのリフレ元代表取締役の勝田徹氏などが講演。通販・EC企業の商品開発担当やマーケティング担当が対象だ。

セミナーの詳細は次の通り。
▽日時 2月14日(金)午後3時から午後7時30分
▽場所 東京都港区高輪3-26‐33 京急第10ビル(TKP品川カンファレンスセンター カンファレンスルーム4A)
▽参加費 税込3000円(懇親会費を含む)
▽申込 https://www.planktonr.co.jp/seminar/200214/
※「日本流通産業新聞を見た」と伝えると参加費が半額に!

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